「東堂の主」の意味(出典・故事・類義語)
【ことわざ】
東堂の主
「東堂の主人」ともいう。
【読み方】
とうどうのしゅ
【意味】
東方に行った時の道案内のこと。主人となって来客を案内、世話する人。道案内する人。
「東堂の主」という言い回しは、東方への旅行や訪問時に道案内や世話をしてくれる主人、つまり、頼りになる案内役のことを指すんだよ。
あー、それはつまり、東方へ行くときに道を教えてくれたり、お世話をしてくれる人のことやな。
旅行や出張で知らない土地に行ったら、そんな人がいれば助かるわな。どこへ行くべきか、何をすべきか、全部教えてくれる頼れる存在やね。
【出典】
「春秋左氏伝」
【故事】
春秋時代、鄭の国が秦と晋との両国に包囲された時、鄭の老臣燭之武が、秦の王を滅亡寸前の鄭を滅ぼし秦の勢力を強めるより、残して秦が東方へ行く時の「東道の主」として案内や物資の調達の世話をさせた方が、秦にとって得策と説得した。秦は納得して軍を引き上げた。
【類義語】
・東海の主人
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「東堂の主」の解説
カンタン!解説
「東堂の主」っていうのは、東方へ行く時の案内人のことを言ってるんだよ。簡単に言うと、道を知っていて、人を導いたり、世話をしてくれる人のことを指すんだ。
つまり、他の人たちに道を教えてくれる、助けてくれるような存在ってことだね。
例えば、新しい場所に行った時に、その場所をよく知っている人が、どこが面白いとか、どこに何があるとかを教えてくれたり、案内してくれることがあるよね。その人が「東堂の主」のような存在なんだ。他の人たちが迷わないように、しっかりと案内してくれる優しい人を指しているんだよ。
「東堂の主」の使い方
観光地の下調べをしなくて良かったの?
東堂の主がいるからいいの。
頼れる人がいるんだね。
こっちの好みも分かってくれている頼もしい人がいるから大丈夫。
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「東堂の主」の例文
- 東堂の主のおかげで道に迷わず、Google Mapも不要だった。
- 東京には東堂の主がいるから、迷宮のような地下でもへっちゃらだ。
- 東堂の主が付いて来てくれる旅行は楽だし、安心だし、歴史や裏情報を教えてもらえる。
- 地元の人しか知らない知る人ぞ知る名店に、東堂の主のおかげで行くことができた。
- 東堂の主が道案内してくれなかったら、途方に暮れていただろう。