「釣りして綱せず」の意味(出典)
【ことわざ】
釣りして綱せず
「釣りすれども綱せず」ともいう。
【読み方】
つりしてこうせず
【意味】
むやみな殺生をしないということ。
「綱す」は、流れを横断して縄をはり、それにいくつも釣り糸をつけて魚をとること。
「釣りして綱せず」ということわざは、魚を釣るけれど無駄にたくさん取らない、という意味で、無用な殺生を避ける態度を示しているんだよ。
あぁ、なるほどな。つまり、「釣るけど、食べきれないほど釣らん」ってことやな。
必要以上に魚を取らず、無駄なことをせんようにするんやね。自分が必要な分だけ手に入れる、それが大事なんやな。無駄に物を使わないことも、大事な教えやね。
【出典】
「論語」
魚を一匹ずつ釣っても、はえなわで一度に全部の魚を根こそぎとってしまうようなことはしない意から。孔子の例をひいて、仁者のとるべき態度をいったもの。
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「釣りして綱せず」の解説
カンタン!解説
「釣りして綱せず」っていうことわざはね、釣りで魚を一匹ずつ取るのはいいけど、大きな網でたくさんの魚を一度に全部取ってしまうようなことはしない、っていう意味なんだよ。
つまり、ちょっとずつでいいから、自分に必要なものだけを取る、という考え方なんだ。何でも欲しい欲しいと取りすぎると、他の人たちに迷惑をかけることもあるから、そのバランスを考える大切さを教えてくれる言葉なんだね。
例えば、おやつを選ぶときに、全部自分が取ってしまうのではなく、友達にも配ってあげるような優しさがあればいいね、ということを言っているんだよ。
このことわざは、昔の有名な先生である孔子が言った言葉から来ていて、人々が互いに思いやりを持つべきだという教えなんだよ。
「釣りして綱せず」の使い方
乱獲で水産資源が減っているんだって。
釣りして綱せずって言うのにね。人間は貪欲ね。
いつか魚を食べれなくなる日が来るのかな。
食糧危機は必ずやってくるでしょうね。
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「釣りして綱せず」の例文
- 釣りして綱せずの姿勢で、生態系の循環を守る。
- 僕は仏教徒なので、釣りして綱せずと考え蚊に刺されても殺さない。
- みんなが釣りして綱せずという思想を持てば、食品ロスが激減するのに。
- 釣りして綱せずだから、食べる分しか捕獲しない。なのでお裾分けできないよ。
- 人間も魚も命の重みは同じなので、釣りして綱せず。たくさん釣れると嬉しくなるが、そこは自制する。