「鶴に騎りて揚州に上る」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
鶴に騎りて揚州に上る
【読み方】
つるにのりてようしゅうにのぼる
【意味】
一人で多くの欲望や快楽を享受しようとすること。また、実行不可能な妄想のたとえ。
それと同じで、欲張りすぎて手に入らないものを追い求めるのも、結局は空回りするだけやってことやね。どんなに欲しくても、現実を見なあかんってことを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「殷芸小節」
【故事】
人が集まってそれぞれ自分の望みを語り合った。第一の男は最も繫栄している揚州で、長官になりたいと言い、第二の男は大金持ちになりたいと言い、第三の男は鶴に乗って天にのぼりたいと言った。これを聞いた第四の男は、自分は腰に十万貫の銭を結んで鶴に乗って空を飛び、揚州に行きたいと言った。
「鶴に騎りて揚州に上る」の解説
「鶴に騎りて揚州に上る」って、とても夢のある表現だよね。でも、これは実際にはできないことを夢見る、または一人ですべての良いことを欲しがる人のことを指す言葉なんだ。
昔の話でね、四人の男が集まってそれぞれの夢を語り合ったことから来ているんだ。一人目の男は大切な役職に就きたいと言い、二人目の男はお金持ちになりたいと言い、三人目の男は鶴に乗って空を飛びたいと言ったんだ。そして最後の男は、それらの夢を全部一度に叶えたいと言ったんだよ。
だから、このことわざは、欲張りすぎる人や、現実的には不可能なことを夢見る人のことを指して使うことができるんだ。例えば、同時にすべてのゲームをクリアしたいとか、一度にすべての本を読みたいと言うときに、このことわざを使うことができるよ。
これを覚えておくと、友達との話の中で使えるかもしれないね!
「鶴に騎りて揚州に上る」の使い方
「鶴に騎りて揚州に上る」の例文
- 魔法少女になりたいというのは、鶴に騎りて揚州に上る非現実的な考えだ。
- 鶴に騎りて揚州に上るような非現実的なことばかり考えるのはやめて、そろそろ現実を見るべきだ。
- 人間が空を飛ぶのは鶴に騎りて揚州に上るごとく夢物語だと思われていたが、科学の進歩で実現された。
- 夢を持つのは良いことだが、一度っきりの人生で鶴に騎りて揚州に上るようにたくさんの夢を抱くのは大変そうだ。
- 世界中の国を見て回りたいが、そんな時間もお金もなく鶴に騎りて揚州に上るように不可能だ。