「河豚は食いたし命は惜しし」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
河豚は食いたし命は惜しし
【読み方】
ふぐはくいたしいのちはおしし
【意味】
快楽や利益は得たいと思う一方で、それに伴う危険や損害を恐れるあまりためらう事。
魅力的やけど、それで大変なことになるかもしれんから、なかなか踏み切れへんっていう状況をうまく表してるわ。美味しいけど危険もあるから、よう考えてから行動せなアカンね。
【語源・由来】
美味なフグは食いたいが、その毒にあたって死ぬのはいやだという意から。
【類義語】
・痛し痒し
・棘の無い薔薇は無い
【英語訳】
・Honey is sweet, but the bee stings.
・I would like to taste fugu, but I value my life.
・hesitating from doing something because of fear of consequences
「河豚は食いたし命は惜しし」の解説
「河豚は食いたし命は惜しし」ということわざは、フグのように美味しいけれども、毒を持っているために危険も伴うものに対して、その魅力は欲しいけれども、それによって生じるリスクは避けたいという葛藤を表しているんだよ。この表現は、何かをしたいけれどもそれに伴う危険を恐れて躊躇する状況を例えて使うことが多いんだ。
たとえば、非常に魅力的な投資機会があったとしても、そのリスクが高い場合、「河豚は食いたし命は惜しし」という気持ちになるかもしれないね。美味しいけれども危険なフグを食べることと同じように、魅力的だけれどもリスクが伴う選択を前にして、慎重になる心情をよく表している言葉なんだ。
「河豚は食いたし命は惜しし」の使い方
「河豚は食いたし命は惜しし」の例文
- とても魅力的な観光スポットだが、かなり危険な山道を通るらしい。河豚は食いたし命は惜ししだ。
- 河豚は食いたし命は惜ししとはよく言ったもので、随分と得な情報には必ず危険も伴っているものだから用心すべきだよ。
- 容姿端麗で有名な彼女は人気の的だが、性格がかなりきつく過去の交際相手は皆傷ついているらしい。河豚は食いたし命は惜ししだ。
これは、魅力的だけどリスクが伴う選択肢に対して躊躇する心理を象徴しているんだね。