【ことわざ】
無沙汰は無事の便り
【読み方】
ぶさたはぶじのたより
【意味】
便りがないのは心配無用である証拠だということ。
【語源・由来】
「無沙汰」とは、特に、訪問・連絡を久しくしないこと。何か変わったことがあれば連絡するものなので、便りがないのは無事であり心配する必要はないということから。
【類義語】
・便りのないのは良い便り
【対義語】
–
【英語訳】
・No news is good news.
「沙汰」とは、知らせや便りという意味の他に、命令・通知・判決・裁定・指示・噂・事件・行為と、幅広い意味を持っています。それに、打ち消しの意味の「無」をつけて「無沙汰」となります。ちなみにさらに丁寧語の接頭語である「御」をつけると「御無沙汰」という言葉になります。
「無沙汰は無事の便り」の使い方
ムードメーカーの◯◯君が大阪に転校して、もう丁度1年になるね。
そういえば、君は彼の近所に住んでいてとても仲良くしていたね。あれから連絡を取ったりしているの?
いや、全く。僕もなかなか忙しいし、きっと彼もなかなか大変なんじゃないかな。手紙を出そうとは思っているのだけれど。
まあ無沙汰は無事の便りというからね。でも、またいつかどこかで会えたら嬉しいよね。
「無沙汰は無事の便り」の例文
- 無沙汰は無事の便りというのだから、上京した息子の事はさほど心配していません。
- 無沙汰は無事の便りとは言えど、3年以上連絡がないとなると流石に心配になり一度電話をかけてみる事にした。
- 母親の立場なら心配になる気持ちも痛い程分かりますが、無沙汰は無事の便りと言いますからもう少し彼女の好きな様にさせてあげてみては、いかがでしょうか。
- 無沙汰は無事の便りと思っていたが、彼女の住んでいる地域の災害ニュースを聞いて居ても立ってもいられなくなった。
- 無沙汰は無事の便りといえど、単身赴任をしているので妻には寂しい思いをさせてしまっていると思う。