【ことわざ】
連木で腹を切る
【読み方】
れんぎではらをきる
【意味】
到底できない、不可能なことのたとえ。
【語源・由来】
「連木(れんぎ)」とは、すりこぎのこと。すりこぎとは、すり鉢で物をつぶす時に使う棒のこと。連木を刀の代わりにしても、腹を切ることはできないことから。
「いろはがるた(京都)」の中のひとつ。「いろはがるた」とは、いろは47文字に「京」の文字を加えた48文字からなるかるたのこと。地域により異なる。京都(上方)のほかに、江戸、大阪などがある。
【類義語】
・杓子で腹を切る(しゃくしではらをきる)
・切匙で腹を切る(せっかいではらをきる)
・擂粉木で腹を切る(すりこぎではらをきる)
・竿竹で星を打つ(さおだけでほしをうつ)
・杵で頭を剃る(きねであたまをそる)
【英語訳】
It is not accomplished even if it tries. It makes a hole in the water.
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「連木で腹を切る」の使い方
明日のサッカーの試合では、ぼくたちのチームが20点取るよ。
勝ちたいという気持ちはわかるけれど、サッカーの試合で20点も取るのはむずかしいのではないかしら。
そんなことは、やってみなきゃわからないじゃないか。
連木で腹切るような話ね。
「連木で腹を切る」の例文
- 初出場のマラソン大会で優勝を狙うなんて、連木で腹切るような話をしている。
- まだ一度も契約を取ったことのない新入社員が、今週中に十件も契約を取るなんて、連木で腹切るような話だ。
- 目標を立てることは悪くないけれど、連木で腹切るようなことばかり言っていても仕方ないだろう。
まとめ
夢をみたり、目標を立てたりすることは大切なことですね。
しかし、連木で腹切るようなことばかり言っていると、困ってしまうかもしれませんね。