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【鳶に油揚げを攫われる】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

鳶に油揚げを攫われる

「鳶に油揚げを攫われる」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【ことわざ】
鳶に油揚げを攫われる

【読み方】
とびにあぶらあげをさらわれる

「とんびにあぶらあげをさらわれる」ともいう

【意味】
苦心の結果もう少しで手に入るばかりであった獲物を不意に他に奪い去られる表現。

ことわざ博士
「鳶に油揚げを攫われる」ということわざは、自分が大事にしていたものや、これから手に入れると思っていたものを突然他の人に取られてしまうことを表しているんだよ。

そして、その奪われた後の驚きや失望の様子も含んでいるんだ。

助手ねこ
それは、自分が大事にしてたものや、これからゲットできると思ってたものを、急に他の人に持ってかれてしまうということやな。それで、その後はぼうっとして何も言えないでいるんや。

つまり、いつでも気をつけな、と気を引き締めておくことの大切さを教えてくれてるんやな。

【語源由来】
鳶は普段はゆっくりと空に輪を描いて飛ぶが、獲物を見つけると素早く舞い降りて獲物をさらっていく姿から。

【類義語】
・月夜に釜を抜かれる
・鳶に掛けられる

【英語訳】
・While the dogs growl, the wolf devours the sheep.
・to be robbed of one’s due
・to have one’s fried tofu snatched by a black kite

「とび」は「とんび」、「あぶらあげ」は「あぶらげ」と表すこともあります。
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「鳶に油揚げを攫われる」の解説

カンタン!解説
解説

「鳶に油揚げを攫われる」っていうことわざの由来はね、鳶がとっても速い動きをすることから来ているんだよ。

鳶っていうのは、普段はのんびりと空を飛んでるんだけど、食べ物を見つけるとすごいスピードで舞い降りて、それを奪って飛んでいくんだ。これがもともとのイメージなんだよ。

で、なんで「油揚げ」なのかっていうと、それは昔、人間が神社にお供えするための食べ物として油揚げを使っていたからなんだよね。その油揚げを鳶がさらっていったという話から、「鳶に油揚げを攫われる」っていう表現が生まれたんだ。

でもね、鳶が特に油揚げが好きってわけじゃなくて、たまたま人間が神社にお供えするための食べ物としてよく使われていたから油揚げが名前に入っているだけなんだよ。

「鳶に油揚げを攫われる」の使い方

ともこ
あら、今日のお昼は焼きそばパンだけ?珍しいね。
健太
それが聞いてくれよ。食堂で焼きそばパンとコッペパンを買おうと思ったのに、割り込んできた奴に最後のコッペパンを買われてしまったんだよ。
ともこ
それは災難だったわね。鳶に油揚げを攫われたわね。
健太
全くだよ、今度からもっと早めに買いに行こう。
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「鳶に油揚げを攫われる」の例文

例文
  1. 彼女を友達にとられてしまった時は、鳶に油揚げを攫われた気分だ。
  2. 鳶に油揚げを攫われた様な顔をしてどうしたんだい?やつに何かされたのか?
  3. 鳶に油揚げを攫われたとはこの事で、彼が勝手に私のプリンを食べている。




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