「盗は主人を憎む」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
盗は主人を憎む
【読み方】
とうはしゅじんをにくむ
【意味】
自分の悪いことは棚に上げ、逆恨みをすること。
自分のミスを他人のせいにして逆ギレすることやね。これは、自分の誤りを素直に認めることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「春秋左氏伝」
【語源由来】
盗人は自分が忍び込もうとする家の戸締りがあまり厳重だと、その家の主人を憎むという意から。
【類義語】
・泥棒が縄を恨む
・盗人の逆恨み
「盗は主人を憎む」の解説
「盗は主人を憎む」っていう言葉、これはね、自分が悪いことをしているのに、それを注意されると「なんで俺が注意されるんだ!」って逆ギレすることを指しているんだよ。
具体的な例でいうと、例えば、誰かのおもちゃを勝手に取った子が、「なんで自分のおもちゃを隠すんだ!」って、おもちゃの持ち主に逆ギレするような感じだね。
この言葉の背景には、盗人が誰かの家に忍び込もうとしたとき、その家の鍵や戸締りがしっかりしていて入れないと、その家の主人を「なんでこんなに鍵をかけるんだ!」って憎む、という話があるんだ。でも、考えてみれば、盗もうとしているのは盗人の方だから、逆ギレするのはおかしいよね。
この言葉は、昔の中国の書物「春秋左氏伝」から来ていて、自分の非を認めずに、逆に他人を責めるような態度は良くないよ、という教訓を伝えているんだよ。
「盗は主人を憎む」の使い方
「盗は主人を憎む」の例文
- 最近は、盗は主人を憎むような人が多いから、うかつにマナー違反を注意することができない。
- 自分の不正を認めず逆切れするとは、まさに盗は主人を憎むというやつだ。
- 盗は主人を憎む態度は良くない。自分の非を指摘されたら、感謝するくらいの慎み深さが必要だ。
- 日本には、盗は主人を憎むような俺様な旦那が依然多い。
- せっかく間違っている所を指摘してあげたのに、盗は主人を憎むような態度を取られ不愉快極まりない。