「枝、本より大なれば必ず披く」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
枝、本より大なれば必ず披く
【読み方】
えだ、もとよりだいなればかならずひらく
【意味】
枝葉が大本の部分よりも強いと危険であるということ。下位の者が上位の者より強いと危険ということ。
「枝、本より大なれば必ず披く」という言葉は、下位の者が上位の者より強いと危険であることを示しているんだ。
なるほどな。それは「上下のバランスが崩れると問題が起きる」ってことやな。
例えば、部下が上司より力を持ったら、組織全体がおかしくなるやろ。まあ、木の枝が幹より太くなったら、木が割れてしまうようにな。バランスが大事やな、これは。
【語源由来】
枝が幹より太いと木は裂けることから。
【出典】
「史記」
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「枝、本より大なれば必ず披く」の解説
カンタン!解説
「枝、本より大なれば必ず披く」っていうことわざはね、下位の人たちが上位の人たちよりも強くなると、そのバランスが崩れて問題が起こる、ということを教えてくれる言葉だよ。
たとえば、クラスの中で生徒が先生よりも強くなって、クラスのルールを決めたり、他の生徒を指導したりするようになったら、それは「枝、本より大なれば必ず披く」に当たるんだ。それは生徒が自分の力を適切に使えていないから、先生の役割が弱まり、クラスの運営がうまくいかなくなる可能性があるんだよ。
「枝」は木の枝を、「本」は木の幹を指していて、「披く」は裂ける、割れるという意味だよ。だから、「枝、本より大なれば必ず披く」は、「枝が幹より太くなると、木は裂けてしまう」という意味になるんだ。これは、下位の者が上位の者よりも強くなると、そのバランスが崩れて危険だ、と教えてくれることわざなんだよね。
「枝、本より大なれば必ず披く」の使い方
後輩が全国大会優勝者なんだ。
枝、本より大なれば必ず披くね。空手部部長の健太くんの方が弱い状態はよくないわね。
自分の方が強いって分かっているから言うことを聞かないし、部が崩壊しそうだよ。
大変そうね。
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「枝、本より大なれば必ず披く」の例文
- 下のものに決定権を与えると枝、本より大なれば必ず披くとなり兼ねないので、必ず上を通してもらう。
- 枝、本より大なれば必ず披くものなので、優秀な社員はどんどん出世してもらおう。
- 世襲制だと無能なトップが生まれ枝、本より大なれば必ず披くとなるのでよろしくない。
- 枝、本より大なれば必ず披くといい、組織でも何事でもバランスが大事だ。
- 精鋭ばかり入社させれば安泰というわけではない。経営者がしっかりしないと枝、本より大なれば必ず披くとなる。