「鶏犬相聞こゆ」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
鶏犬相聞こゆ
【読み方】
けいけんあいきこゆ
【意味】
村里の家が続いているようす。
あぁ、なるほどな。家がびっしりと並んでて、そこらへんで鶏や犬が鳴いてるって感じやな。
つまり、人々がぎゅっと生活してる場所のことを言うんやね。あのな、人混みで賑やかなところ、好きやわ。ちょっと賑やかで、みんな近所付き合いしてるようなとこやな。
【語源・由来】
鶏や犬の鳴き声があちこちから聞こえてくる意から。
【出典】
「老子」
「小国寡民」を国家のあり方の理想とした老子の考えを述べたことば。
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「鶏犬相聞こゆ」の解説
カンタン!解説
「鶏犬相聞こゆ」という言葉は、中国の古典「老子」から来ている言葉だよ。直訳すると「鶏と犬の声がお互いに聞こえる」という意味になるんだ。
この言葉を使うときは、家が密集して建っている村や町、つまり、住居がぎっしりと隣り合っていて、一つの家の犬や鶏の鳴き声が隣の家にも聞こえるような状況を描写しているんだ。それは、とても平和でのどかな風景や、互いに距離が近いコミュニティの様子を表しているんだね。
この言葉を使って、人々が和やかに暮らしている、家が近接している、といった情緒的な風景や状況を伝えることができるよ。
「鶏犬相聞こゆ」の使い方
鶏犬相聞こゆのような国が理想なんだって。
じゃあ、東京一極集中、人口減少は理想に近づいている過程なのね。
そうだね。一か所に集中することで過疎地域が無くなるし、クマや猪とのすみわけもできる。人口が減る分、他国に頼らずとも自給自足が可能になる。
あらー。いいことづくめじゃないの。
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「鶏犬相聞こゆ」の例文
- 鶏犬相聞こゆ桃源郷のような街を作りたい。
- 美しい国日本を築くには、鶏犬相聞こゆ状態を目ざせばいい。
- 老子が理想とした鶏犬相聞こゆ国を見て見たいと思う。
- 鶏犬相聞こゆ土地に住み、不平不満を抱かず穏やかに暮らしたい。
- 笑顔溢れる鶏犬相聞こゆ村は実現可能なのだろうか。
これは、家々が密集して建っている村や町の情景をイメージしているんだ。