【故事成語】
敢えて天下の先とならず
【読み方】
あえててんかのさきとならず
【意味】
自分から人々の先頭に立とうとせず、名誉や立場を争わない控えめな態度をとること。むやみに前へ出ない者が、かえって人を導く立場にふさわしくなるという教え。

敢えて天下の先とならずは、ただ弱気になって引き下がることではなく、自分だけが先頭に立とうとして争わない姿勢を表すんだよ。

手柄や主導権を奪い合わず、周りを生かしながら役目を果たそうとする人について用いるニャン。
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「敢えて天下の先とならず」の故事
テキスト
「敢えて天下の先とならず」の使い方

学級委員の選挙があるんだけど、みんなに推薦されてどうしようか迷っているんだ。

健太くんならぴったりだと思うけど、自分から立候補して目立ちたいわけじゃないんだね。

うん、敢えて天下の先とならずという言葉もあるし、みんなのサポートをする役に回るほうが僕には合っている気がするよ。

その謙虚な姿勢が素敵だし、周りの意見をしっかり聞いてくれる健太くんだからこそ、みんな頼りにしているんだね!
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「敢えて天下の先とならず」の例文
- 自分の手柄を誇らず、仲間の働きを立てる部長の姿には、敢えて天下の先とならずの教えが表れている。
- 委員長は発言を独占せず、まず全員の意見を聞くことで、敢えて天下の先とならずを実践した。
- 成功を急いで人を押しのけるより、敢えて天下の先とならずの心で信頼を積むほうがよい。
- 祖父は、指導者ほど敢えて天下の先とならずを忘れてはならないと、いつも話していた。
- 地域の復旧活動で、彼は名を求めずに人を支え、敢えて天下の先とならずの姿勢を貫いた。
- 社長は功績を自分一人のものにせず、敢えて天下の先とならずを信条として社員を励ました。
主な参考文献
・日本国語大辞典第二版編集委員会・小学館国語辞典編集部編『日本国語大辞典 第二版』小学館、2000〜2002年。
・『書言字考節用集』1717年。
・『老子』(『道徳経』)第六十七章。
・『老子道徳経』応安6年(1373年)書写。























