「鯉の一跳ね」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鯉の一跳ね
【読み方】
こいのひとはね
【意味】
あきらめがよいこと。潔い死に際のこと。
ああ、つまり、最後の力を振り絞って一回だけ抵抗するけど、それが終わったらもう動かないってことやな。
何かに挑戦したり、困難に立ち向かうとき、最後まで諦めずにやって、最終的には潔く結果を受け入れるって感じやね。
【語源・由来】
捕らわれた鯉は一度だけ跳ねるが、その後は抵抗しないことから。
【類義語】
・鯉の水離れ
【スポンサーリンク】
「鯉の一跳ね」の解説
カンタン!解説
「鯉の一跳ね」っていう言葉や表現は、諦めが良く、潔くあることを示してるんだよ。
鯉っていう魚はね、一度捕まった後、力一杯一度だけ跳ねるんだけど、その後はもうじたばたしないんだって。だから、この鯉の行動を人の態度や行動に例えたことから、この言葉が生まれたんだよ。
「鯉の一跳ね」って使われるときは、どうにもならない状況や難しい時に、すぐに現実を受け入れて、それ以上無駄に抵抗しない、潔く諦める態度を表すのに使われるんだ。つまり、事実や現実を素直に受け入れて、前向きに進む姿勢を褒めるときや、そのような態度を示唆するときにこの言葉が使われることが多いんだよ。
「鯉の一跳ね」の使い方
健太くん。先生がお呼びよ。
ああー。あの件か。
逃げないとは鯉の一跳ねね。
あきらめるしかないよね。自分が悪いんだもの。
【スポンサーリンク】
「鯉の一跳ね」の例文
- 鯉の一跳ねで警察に自ら出頭する。
- くよくよしてもしょうがない。次に進むためには、鯉の一跳ねの姿勢が大事だ。
- もっとねばろうよ。鯉の一跳ねなんて格好わるいよ。
- 最後は、武士として理想的な鯉の一跳ねでした。
- 切腹の時、一瞬で死ねるわけではなかったので鯉の一跳ねとはいかず、もがき苦しむ武士が多かったという。
これは、潔く諦める姿勢や状況を受け入れることを表しているよ。