「高山の巓には美木なし」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
高山の巓には美木なし
【読み方】
こうざんのいただきにはびぼくなし
【意味】
地位が高い人は他人から嫉妬されることが多く、地位や名声を保ち続けることができないということ。
「高山の巓には美木なし」ということわざは、高い地位や名声を持つ人は、人々の羨望や批判の対象となりやすく、その地位や名声を維持するのが大変、という意味を持っているんだよ。
あー、なるほどな。つまり、トップに立つ人は、いいこともあれば、人からうらやまれたり、文句言われたりすることが多いってわけやな。
高い山の頂上には立派な木が育ちにくいみたいに、高い地位にいると、色んな困難や試練があるんやな。それを乗り越えて立っている人は、やっぱりすごいわ。
【語源・由来】
高山の頂上に生えている木は、常に激しい日射や風雨を浴びるので美しい形を保てない意から。
【出典】
「説苑」
【類義語】
・大樹の下に美草なし
【スポンサーリンク】
「高山の巓には美木なし」の解説
カンタン!解説
「高山の巓には美木なし」っていう言葉は、山の頂上にはきれいな木が育ちにくいっていうことから来ているんだよ。山の頂上って、雨や風が強くて、木が大変なんだ。だから、そこに生えている木は、なかなかきれいな形に育たないんだ。
この言葉を人にたとえると、すごく有名で地位の高い人は、たくさんの人からうらやまれたり、いろんな意見や批判を言われたりすることが多くて、大変なんだよ。だから、そういう立場にいる人が、ずっと名声をキープするのは難しいってことを教えてくれているんだ。
つまり、すごく上の位置にいると、それだけ大変なことも多いっていうことなんだね。
「高山の巓には美木なし」の使い方
あの人は優秀なのに何で低い地位にいるの?
高山の巓には美木なしといって出る杭は打たれるの。
人の嫉妬は醜いね。その嫉妬のせいで優秀な人が海外に流出してこの国は貧しくなるばかりなのに。
自分のことしか考えられない国になってしまったんでしょうね。
【スポンサーリンク】
「高山の巓には美木なし」の例文
- 彼はその才能を上司に嫉妬され地方に飛ばされた。高山の巓には美木なしだな。
- 優秀な人は愚かな人に足を引っ張られやすく、高山の巓には美木なしとなる。
- 高山の巓には美木なしというが、妬みがいじめにつながり才能をつぶすことになることもある。
- 天才が羨ましいが、高山の巓には美木なしといい世間の風当たりの強さはすさまじいものだ。
- 高山の巓には美木なしといわれるように、彼への嫉妬羨望の嵐は超大型台風並みで大変そうだ。