「江河の溢は三日に過ぎず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
江河の溢は三日に過ぎず
【読み方】
こうがのいつはみっかにすぎず
【意味】
一時的に力を得ても長くは続かないということ。
「江」は、長江。「河」は、黄河。「溢」は、あふれること。
なるほどな。それは「ものすごい勢いで始まっても、ずっとそのまま続くわけやない」ってことやな。
短期間での成功やブームも、いつかは落ち着くってことやね。変わりゆくもの、一過性のものを表す言葉やな。
【語源・由来】
大河の洪水も三日たてば水が引く意から。
【出典】
「説苑」
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「江河の溢は三日に過ぎず」の解説
カンタン!解説
「江河の溢は三日に過ぎず」という言葉は、ちょっと長いけど、すごく分かりやすい意味があるんだ。
これはね、たとえば、ある人やあることが一時的にすごく力を持ったり、目立ったりしても、そのすごい勢いはずっと続かないっていうことを教えてくれる言葉なんだ。
具体的には、中国には揚子江と黄河という大きな川があるんだけど、これらの川が洪水を起こしても、3日もすればその水は引くっていうことからこの言葉が生まれたんだ。つまり、どんなにすごいことが起きても、それは永遠に続くわけじゃないよってこと。
だから、この言葉は、一時的な勢いや流行に流されず、長い目で物事を見ることの大切さを教えてくれるんだよ。
「江河の溢は三日に過ぎず」の使い方
あの政党の勢いがすごいね。
江河の溢は三日に過ぎずよ。すぐに衰えると思うわ。
それはそれで困るな。自民党一強はよくないよ。
叩けば叩くほど埃が出るでしょうね。
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「江河の溢は三日に過ぎず」の例文
- 江河の溢は三日に過ぎずというが、ウィルスも猛威を振るった後は必ず弱体化する。
- 明智光秀の天下は三日に過ぎず、江河の溢は三日に過ぎず。どちらも一時的なものだった。
- 江河の溢は三日に過ぎずのように、あの会社は一時売り上げを急激に伸ばしたが勢いは続かなかった。
- 老舗はすごい。大抵のことは江河の溢は三日に過ぎずで長続きしないものだ。
- 彼は今調子に乗っていい気になっているが、江河の溢は三日に過ぎずだ。すぐに没落するだろう。
つまり、一時的に大きな力を持ったり、成功を収めたりしても、それが永続することは少ないという警告を込めた言葉だ。