「巧言簧の如し、顔之厚し」の意味(出典)
【ことわざ】
巧言簧の如し、顔之厚し
「巧言簧の如きは顔の厚きなり」ともいう。
【読み方】
こうげんこうのごとし、かおこれあつし
【意味】
言葉巧みにうまくしゃべるのは、面の皮が厚い恥知らずであるということ。
「巧言」は、口だけうまく実のないことば。「簧」は、笛の舌。吹いて振動させて音を出すところ。
「巧言簧の如し、顔之厚し」という言葉は、うそやでたらめを巧みに話す能力は、その人が恥を知らない証拠だという意味があるんだよ。
えー、それはつまり、うそをピューピューと上手く吹き込むようにしゃべる人は、顔の皮が厚い、つまり恥知らずやってことやな。
うわぁ、そういう人、注意した方がええな。おもしろいことわざやな!
【出典】
「詩経」
【スポンサーリンク】
「巧言簧の如し、顔之厚し」の解説
カンタン!解説
「巧言簧の如し、顔之厚し」っていう言葉は、どういう意味かと言うとね、口だけは上手で、本当のことを言ってないような言葉を、笛を吹くようにサラッと言ってしまう人は、恥を知らない厚かましい人だってことを言ってるんだよ。
「巧言」というのは、実際の行動とは違うだけの、見かけだけのうまい話のこと。それに対して、「簧」っていうのは、笛の中の部分で、これを吹くと音が出る部分なんだよ。だから、この言葉は、口だけでいいことを言って見せかけてるけど、本当にそう考えてるわけじゃない、そんな人は恥を知らないっていう意味で使われるんだね。つまり、言葉だけはキレイだけど、行動や心は違うよ、と警戒してるんだよ。
「巧言簧の如し、顔之厚し」の使い方
あの人はしゃべりがうまいね。
政治家も弁護士も巧言簧の如し、顔之厚しよ。
確かにいいイメージがない職業ばかりだ。
言葉巧みな人はみんな詐欺師よ。
【スポンサーリンク】
「巧言簧の如し、顔之厚し」の例文
- 巧言簧の如し、顔之厚しというから芸人は信用ならん。娘を嫁にやるわけにはいかん。
- 彼はよどみなく話すが、巧言簧の如し、顔之厚しだから警戒した方が良い。
- しゃべりがうまい人は話していて楽しいが、巧言簧の如し、顔之厚しというから注意が必要だ。
- べしゃりが立つ人は、巧言簧の如し、顔之厚しで胸に一物抱えていそうだ。
- 巧言簧の如し、顔之厚しというから、そういう人が訪問販売に来たら話を聞いちゃだめよ。