「嚆矢」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
嚆矢
【読み方】
こうし
【意味】
物事の始まり。先触れ。
「嚆矢」は、中を空洞にして射た時に風を切って大きく唸る仕掛けになっているかぶら矢。
「嚆矢」という言葉は、物事のはじまりや最初を指す表現なんだよ。
ああ、つまり、なんか新しいことを始める時の最初の一歩、みたいな意味やな。昔の中国での戦の始まりを表すような、最初に放たれる矢がその象徴みたいなもんか。
何かをスタートさせるときの大事な瞬間やねんな、この「嚆矢」ってのは。
【語源・由来】
中国の合戦の始まりの合図として「嚆矢」という矢を射交わしたことから。
【出典】
「荘子」
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「嚆矢」の解説
カンタン!解説
「嚆矢」っていう言葉、ちょっと難しそうだけど、実はすごく面白い意味があるんだよ。昔の中国ではね、戦いを始めるとき、一番最初に敵の方向に矢を放ったんだ。その矢を「かぶら矢」と言って、その一番最初に放った矢のことを「嚆矢」と言うんだよ。
「嚆」という字は、大きな声で叫ぶっていう意味があって、戦いのはじまりを大々的に知らせる感じだね。
だから、「嚆矢」って言葉は、物事の始まりや、何かの最初を意味しているんだ。例えば、学校の新しい年度が始まる時や、何か新しいことを始める時に、「これが嚆矢だね」と言ったりするんだよ。つまり、スタート地点や一番最初のステップのことを指しているんだね。
「嚆矢」の使い方
校長先生はこの学校の卒業生なんだって。
へえ。この学校の嚆矢から知っているのか。
そんな年じゃないわよ。
そうなの?そんな年に見えたよ。
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「嚆矢」の例文
- 高級生食パンの嚆矢だった店が倒産した。
- この企画に嚆矢から携わっています。
- あの出来事がその後の不景気の嚆矢だった。
- 前日の揺れは、今日の大きな揺れの嚆矢だったのだ。
- ここから北海道の開拓がはじまりました。嚆矢の場所です。