「巧詐は拙誠に如かず」の意味(出典)
【ことわざ】
巧詐は拙誠に如かず
「巧偽は拙誠に如かず」ともいう。
【読み方】こうさはせっせいにしかず
【意味】
巧みにいつわるのは、つたなくても誠実である言動に及ばない。
「巧詐」は、たくみにいつわること。
「巧詐は拙誠に如かず」という言葉は、どんなに巧妙に欺きごまかしても、心からの誠実さや真心にはかなわない、という意味を持っているよ。
あ、そういうことやな。つまり、うまいこと言って人をだますより、ちょっとドジでも心から真剣に相手のことを思って行動する方が、結局は人々に信頼されるんやな。
うまいこと言えるだけの人より、心のこもった行動をする人の方が価値あるんやね。
【出典】
「韓非子」
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「巧詐は拙誠に如かず」の解説
カンタン!解説
「巧詐は拙誠に如かず」という言葉は、中国の古典「韓非子」から来ていて、どんなにうまくごまかしても、真心や誠実さには勝てないという意味を持っているよ。
簡単に言うと、うまくごまかすことができるかもしれないけど、本当に心からの真実の言葉や行動が一番価値があるということを伝えているんだ。
例えば、友達にうそをついてごまかすことができるかもしれないけど、それよりも心からの謝罪や感謝の気持ちを伝える方が、結局は信頼関係を築くのに役立つっていうこと。真実と誠実さは、人々の間の信頼や絆を深める大切な要素なんだね。
「巧詐は拙誠に如かず」の使い方
巧みに話せるようになりたいな。
巧詐は拙誠に如かずよ。つたなくてもいいから、自分の言葉で相手に伝えた方が良いと思うわ。
つたないと相手に伝えることができないよ。
伝えたいという気持ちがあればいずれ伝わるわよ。
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「巧詐は拙誠に如かず」の例文
- セールストークがうまい営業マンよりも、巧詐は拙誠に如かずで、誠実な営業マンから購入したい。
- 巧詐は拙誠に如かずというので、話し方講座にわざわざ通わなくても心が正しければそれでいい。
- しゃべりがうまい事を自慢に思っているようだが、巧詐は拙誠に如かずだ。君には誠実さのかけらも感じられない。
- 巧詐は拙誠に如かずだから、話し方を磨くのではなく心を磨け。
- 言葉巧みに偽るのは犯罪者に通じる。巧詐は拙誠に如かずといい、誠実さが感じられることが一番大事だ。