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【口耳四寸の学】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

口耳四寸の学

「口耳四寸の学」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味【ことわざ】
口耳四寸の学

「口耳の学」ともいう。
【読み方】
こうじしすんのがく

【意味】
他人の受け売りで底の浅い知識のこと。

ことわざ博士
「口耳四寸の学」という言葉は、口と耳の間、つまり短い距離での学問を指しているんだよ。

これは、聞いたことをそのまま伝えるだけで、実際には深く理解していない学問や知識のことを表している。

助手ねこ
ほんまに、ただ聞いたことをそのまんま人に言うだけの学問やな。まるで、自分の頭で考えたり、しっかり学ぶことなく、ただの受け売りやん。

これは、自分で考えずに何かをただ伝えるだけの学問って、あんまり価値ないってことを教えてくれるんやな。

【語源・由来】
聞いたばかりの知識を、よく考えずに耳から四寸しか離れていない口から出すという意から。

【出典】
荀子じゅんし

【類義語】
・耳学問
道聴塗説どうちょうとせつ
・聞き取り学問

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「口耳四寸の学」の解説

カンタン!解説
解説

「口耳四寸の学」という言葉はね、古い中国の本「荀子」の中の「勧学」という部分から来ているんだよ。この言葉の中の「四寸」っていうのは、口と耳の間の距離を示しているんだ。ちなみに「寸」は昔の長さの単位で、指の幅くらいの意味があるよ。

で、この「口耳四寸の学」とは、聞いたことをそのまま人に伝えるだけの学問のことを言うんだ。つまり、自分で深く考えたり、ちゃんと理解したりしないで、ただ人から聞いたことをそのまま別の人に話すだけのこと。それって、本当に学んでいる感じがしないよね。

この言葉は、ちゃんとした学問や知識を持つことの大切さを教えてくれているんだ。ただの「受け売り」や「うわさ話」じゃなく、自分でちゃんと考えて、理解して学ぶことが大事だっていうことを伝えてくれる言葉なんだよ。

「口耳四寸の学」の使い方

健太
紅茶は風邪予防に効くんだよ。
ともこ
でたー。また口耳四寸の学ね。
健太
受け売りってよく分かったね。
ともこ
健太くんはいつもあの番組の受け売りなのよ。豆腐が良いって言ったら豆腐を食べるし、ごまが良いっていたらごまを食べるし。でも続ていないのよね。
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「口耳四寸の学」の例文

例文
  1. 物知りな子供だなと思ったら、口耳四寸の学でYoutubeの受け売りだった。
  2. 口耳四寸の学で学んだと思い込むと浅はかな人間になる。
  3. 口耳四寸の学を披露するのは愚か者のすることです。
  4. テレビで得た知識を自分なりに深掘りし、口耳四寸の学とならないようにする。
  5. 彼の言うことは口耳四寸の学ばかりなので、裏付けは全くないから真剣に聞かない方が良い。

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