「項斯を説く」の意味(出典・故事)

項斯を説く
【読み方】
こうしをとく
【意味】
先輩が後輩を引き立て、その人柄や才能を吹聴して回ること。


後輩の才能やいい部分をアピールして、周りの人に知ってもらおうとする先輩の気持ちが伝わってくるわ。大事な役割やね、それは。
【出典】
「唐詩紀事」
【故事】
詩人の楊敬之が、当時無名だった項斯の詩に感心し、実際に会ってからは、彼の人格に一層感服した。以来、楊敬之は項斯をたたえる詩を作り、至る所で項斯のことを人に吹聴したので項斯の名は長安の宮中にまで知れ渡ったという。
「項斯を説く」の解説
「項斯を説く」っていうことわざは、先輩が後輩をサポートして、その後輩のいいところやすごいところをみんなに紹介することだよ。
「項斯」っていうのは、昔の中国の詩人の名前なんだ。この詩人は、先輩に助けられて名前が知られるようになったと言われているんだよ。だから、このことわざは「先輩が後輩の才能を引き立てて、みんなに知らせること」を意味しているんだね。
たとえば、学校のクラブ活動で、上級生が下級生のすごいプレイや特技をみんなの前で褒めるような場面があったら、それが「項斯を説く」に似ているんだよ。
「項斯を説く」の使い方




「項斯を説く」の例文
- 自分を評価して項斯を説くのはありがたいが、ハードルが上がった気がして気が重くもある。
- 項斯を説き、彼の出世を助ける。
- すごい後輩がいるんだと自慢しつつ、項斯を説いて回った。
- 彼が項斯を説いていたようで、入社後「彼からよく聞いているよ。優秀なんだってね」といわれることが多かった。
- 優秀なともこちゃんを埋もれさせておくのはもったいないので項斯を説く。























