「公を以て私を滅す」の意味(出典)
【ことわざ】
公を以て私を滅す
【読み方】
こうをもってしをめっす
【意味】
私利私欲に走らず公平な政治を行うこと。自分のことは顧みず、公のために尽くすこと。
「公を以て私を滅す」という表現は、自分の個人的な欲望や感情を捨てて、公平な立場で行動することを指すんだよ。
ほー、それはつまり、自分のことよりもみんなのことを大切にして、ちゃんと公正に仕事をするってことやな。
自分の利益を考えずに、みんなのためにがんばるんやな。それはええことや、偉いことやな。こんな人、もっと増えたらええのにな!
【出典】
「書経」
周の成王が官職にあるものに対して訓戒として述べたことば。
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「公を以て私を滅す」の解説
カンタン!解説
「公を以て私を滅す」っていう言葉は、自分の私情や私心を捨てて、公平で正しい考えで行動するという意味だよ。
もっとわかりやすく言うと、この言葉は、自分の利益や欲求を思いっきり抑えて、みんなのため、または組織や国のために正しく、公平に行動することを示しているんだ。たとえば、政治家がこの考えを持っていれば、自分の利益を追求するのではなく、市民や国民のために正しい政策を実施することになるよね。
要するに、この言葉は「自分の欲や考えを後回しにして、公のため、みんなのために最善を尽くす」という意味が込められているんだよ。
「公を以て私を滅す」の使い方
公を以て私を滅すっていうのに、首相は息子を秘書として採用し厚遇しているんだって。
首相だって親だから息子がかわいいわよね。
それだと国民に示しがつかないし、良い政治ができないんだ。
首相は国民全員の親にならないといけないわよね。
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「公を以て私を滅す」の例文
- 公を以て私を滅し、父としては最悪だったが公務員としては理想的だったと思う。
- 公を以て私を滅すことを滅私奉公ともいうが、日本の政治家が忘れている精神だ。
- 昔は教師は公を以て私を滅す聖職者だと考えられていたが、働き方改革でプライベート優先の教師が増えた。
- 自分の利益にならない政策では動かない。公を以て私を滅す為政者がいない。
- 問題は次世代に先送りで、利益追求に暇がない議員ばかりだ。公を以て私を滅すような議員は絶滅危惧種となった。