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「子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ
【読み方】
こどもしかるなきたみちじゃ、ろうじんわらうなゆくみちじゃ
【意味】
子供のいたずらに目くじらを立ててはいけない、老人を馬鹿にしてはいけないということ。
それと、自分も将来、おじいちゃん、おばあちゃんになるから、今の老人を馬鹿にするのはあかんってことか。まぁ、昔の自分や、これからの自分を忘れずに、思いやりの心を持つことが大事ってことやね。
【語源・由来】
自分もいたずら盛り子供の時期をすごしてきたし、これから年をとっていずれ老人になるのだからということ。
「子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ」の解説
「子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ」という言葉は、私たちみんなが子供の時期を過ごし、いたずらや失敗をしたり、そしていつか老人になることを意識して、そのそれぞれの立場を理解し、尊重する必要があるという教えが込められているんだよ。
子供の時は、みんな元気で好奇心旺盛で、たまに失敗やいたずらをするけど、それは学びの一部だから、厳しく叱るのではなく、温かい目で見守ることが大切。だって、大人になった今の私たちも、子供の時は同じようなことをしてきたかもしれないよね。
一方で、老人になると、身体や考えが昔とは違ってくるけど、それは時間とともに来る自然な変化。だから、老人を見て笑ったり、馬鹿にしたりするのはよくない。私たちも将来、そのような立場になるかもしれないから、老人の気持ちや経験を理解し、尊重することが大切。
この言葉は、人の異なるライフステージを尊重し、理解する心の大切さを教えてくれるんだよ。それぞれの時期には、それぞれの価値や経験があるから、そのことを忘れずに、優しく接していこうっていうメッセージが込められているんだね。
「子供叱るな来た道じゃ、 老人笑うな行く道じゃ」の使い方
「子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ」の例文
- 介護士による老人を馬鹿にした虐待が増えているが、子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ。彼らもいつか同じ目にあう。
- 公園で子供がうるさいと怒る老人がいるが、子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃというから叱るべきではない。それに、子供ではなく子供よりうるさい声で話す親を叱った方が良い。
- 子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃというから、子供のやることは、余程危険でない限り見守りたいものだ。
- 近所の子がピンポンダッシュをするが、子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃというから注意したい気持ちをぐっとこらえる。でも、我慢ならない。
- 「最近の若者は…」とそう目くじらを立てないであげてほしい。子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃという。そういう時代もあったよねというあたたかい目で見てほしい。
また、将来私たちが老人になることを忘れず、老人のことを笑ってはいけない、という意味が込められているんだよ。