「五本の指で切るにも切られぬ」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
五本の指で切るにも切られぬ
【読み方】
ごほんのゆびできるにもきられぬ
【意味】
肉親に悪人がいても縁は切りにくい。
「五本の指で切るにも切られぬ」ということわざは、たとえ家族の中に問題のある人がいても、その家族との関係や絆は簡単には切れないことを示しているんだよ。
あー、手の五本の指みたいに、家族のメンバーも一緒につながってるんやな。たとえば、兄弟や親子の中にちょっと困ったちゃんがいても、それでも家族やから簡単には関係を絶てへんってことやね。
家族って、どんな時でも支え合うもんやから、このことわざはその大切さを教えてくれてるんやろな。
【出典】
「通俗編」
【語源・由来】
五本の指にそれぞれ長短はあるが切ってよい指はないことから。
【類義語】
・五本の指は切られぬ
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「五本の指で切るにも切られぬ」の解説
カンタン!解説
「五本の指で切るにも切られぬ」という言葉はね、家族やとても近い関係の人たちの中には、いい人も悪い人もいるけど、その関係を簡単に切ることはできないっていう意味なんだよ。
手の五本の指を見てみて!指はそれぞれ長さが違うよね。でも、どの指も大切で、簡単に切りたくないよね。それと同じで、家族や親しい人たちの中にはいろんな性格の人がいるけど、その関係を簡単には切れないってことを言っているんだ。
つまり、家族やとても近い人たちとの関係はとても大切で、どんなに問題があっても、その関係を保ちたいと思う心情を表しているんだよ。
「五本の指で切るにも切られぬ」の使い方
おじさんが反社会的勢力なんだよ。
五本の指で切るにも切られぬね。
切るべきなのに肉親だから情がわくよね。
肉親に困ったちゃんがいると大変ね。
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「五本の指で切るにも切られぬ」の例文
- 親族から犯罪者が出たが、五本の指で切るにも切られぬ。縁を切るわけにはいかないだろう。
- どうしようもないやつだが五本の指で切るにも切られぬから、絶縁することはない。
- 五本の指で切るにも切られぬとわかっていて、彼は親族を頼り切っている。
- 迷惑をかけられっぱなしだけれども、五本の指で切るにも切られぬので彼を見捨てるわけにはいかぬ。
- 警察のお世話になるような人間だが、五本の指で切るにも切られぬというから勘当はしない。