「子を見ること親に如かず」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
子を見ること親に如かず
【読み方】
こをみることおやにしかず
【意味】
子供の性格を詳しく一番わかっているのは親だということ。
「子を見ること親に如かず」ということわざは、子供の性格や才能について、親以上によく知っている者はいないという意味だよ。
親は子供のことを誰よりも知ってるんやもんね。子供の小さな変化や気持ちまで、親は敏感に察知できるもん。
このことわざも、そんな親子の絆の深さを教えてくれるんやろな。
【類義語】
・子を知るものは親
・子を知ること父に若くは莫し
・千人の目より親の一目
【対義語】
・親の欲目
・親の目なし
・自分の子には目口が明かぬ
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「子を見ること親に如かず」の解説
カンタン!解説
「子を見ること親に如かず」っていうことわざは、子供のことを一番よく知っているのはやっぱりその子のお父さんやお母さんだよ、っていう意味なんだ。
考えてみてね。子供が小さい頃から成長するまでのいろんな変化や、笑った瞬間、泣いた時、はじめての一歩、はじめての言葉など、全部親が一番近くで見てきたんだ。だから、子供のこと、たとえば好きなことや得意なこと、ちょっと苦手なことなど、全部親が一番よく知っているんだよ。
このことわざは、親が子供のことを心から知っているってことを教えてくれるんだ。だから、子供のことについては、親の言うことを信じるのが一番だよってことなんだね。
「子を見ること親に如かず」の使い方
子を見ること親に如かずって言うけど本当かな。
私の親は私のことを分かっていないけどな。
うちもそうだな。
子を見ること親に如かずは昔の話で、大抵の家の子は「親は分かってくれない」って思っているんじゃないかしら。
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「子を見ること親に如かず」の例文
- 子を見ること親に如かずというが、子供の性格を無視し自分の価値観を押し付ける親が増えた。
- 親御さんと話をすると生徒の意外な一面が見えてくる。子を見ること親に如かずだ。
- 子を見ること親に如かずというから、子供が犯罪者になったら子供の性格を知りながら防げなかった親の責任だ。
- 親が子供の代わりに婚活をするのが流行っているが、子を見ること親に如かずというからあながち間違っていない。
- 子を見ること親に如かずといわれるけど、親は贔屓目で見てしまうから正しいとは限らない。
「子を見ること親に如かず」の文学作品などの用例
改めて太子をたてる段となり、右大臣豊成と藤原永手は塩飽王を推した。文室珍努と大伴古麿は池田王を推した。押勝のみは敢てその人を名指さず、臣を知る者は君に如かず、子を知る者は親に如かず、天皇の選ぶところを奉ずるのがよからう、と言う。(坂口安吾の道鏡より)