「才余りありて識足らず」の意味(出典)
【ことわざ】
才余りありて識足らず
【読み方】
さいあまりありてしきたらず
【意味】
才気は有り余るほどだが常識に欠けていること。才気と見識のバランスが大事だということ。
「才余りありて識足らず」ということわざは、人がたくさんの才能や才気を持っているものの、物事の本質や正しい見方、理解が足りないことを示しているんだよ。
そうかいな。つまり、ただの頭の良さだけじゃあかんってことやな。世の中の物事や人の心をちゃんと理解する力も必要やってことか。
頭がいいだけの人より、心も使ってちゃんと物事を考える人の方がええってことやろ。全部の要素がバランスよく必要ってわけやな。
【出典】
「蘇軾」-賈誼論
北宋の詩人蘇軾が、前漢の学者で政治家の賈誼を批評した言葉。
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「才余りありて識足らず」の解説
カンタン!解説
「才余りありて識足らず」という言葉は、簡単に言うと、人がすごく頭が良かったり、いろんなことができるけど、物事の本質や大切なことを理解する力が足りない、っていう意味なんだよ。
例えばね、すごく計算が速いけど、友達の気持ちがわからない人とか、音楽を速く弾けるけど、その曲の気持ちを表現できない人とか、そういうことを言うんだ。
「識」というのは、物事の本当の意味や大切な部分をちゃんと理解する力のことを指すんだ。だから、このことわざは、ただ才能だけじゃなくて、物事の本質を理解する力も大切だってことを教えてくれるんだよ。つまり、頭が良いだけじゃ足りなくて、心もきちんと理解することが大切ってことなんだね。
「才余りありて識足らず」の使い方
頭が良い人って、才余りありて識足らずな人が多いよね。
脳の使い方が違うんでしょうね。
常識のスペースがないんだね。
バランスがとれていたら最高ね。
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「才余りありて識足らず」の例文
- レベルが高い大学は才余りありて識足らずな人ばかりで、ガリ勉入学した僕が最も常識人だ。
- 頭が良いのに電車の乗り方やマナーを知らないとは、才余りありて識足らずだね。
- 勉強だけをさせて育てると、才余りありて識足らずという偏った大人になる。
- お受験の低年齢化がすすみ、才余りありて識足らずな人間が増えた。
- 才余りありて識足らずという人間は集団行動を乱す。