「三度の火事より一度の後家」の意味(語源由来)
【ことわざ】
三度の火事より一度の後家
【読み方】
さんどのかじよりいちどのごけ
【意味】
夫と死別する不幸のこと。
「三度の火事より一度の後家」ということわざは、火事という物的な災害が何度もあるよりも、夫に先立たれるという情緒的な打撃は非常に大きいという意味を持っているんだよ。
そうなんや。つまり、物的なトラブルや災害よりも、心の傷や失うことの痛みの方が、ずっと深くて立ち直るのが難しいってことやね。
人の心の痛みや悲しみって、外からはわからんけど、本人にとっては本当に大きなことやもんな。大変なことやから、そういう人を支えることが大事やな。
【語源・由来】
三度の火事で家を失うよりも、一度でも夫に先立たれる方が不幸だということ。
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「三度の火事より一度の後家」の解説
カンタン!解説
「三度の火事より一度の後家」ということわざは、家が三回も火事にあうことよりも、夫を亡くして後家になることの方が、心の傷が深くて辛い、という意味を持っているんだよ。
この言葉の背景には、昔の日本の文化や社会状況が影響しているんだ。昔は、夫を亡くした後、女性が再婚することが難しかったり、夫を失った後の生活が非常に厳しいものだったから、このような言葉が生まれたんだよ。
簡単に言えば、このことわざは、物的な被害よりも、心の傷の方が深くて痛い、ということを教えてくれる言葉なんだ。例えば、家が火事で焼けてしまっても、新しい家を建てることはできるけど、大切な人を亡くした心の痛みは、なかなか癒えない、ということを伝えているんだよ。
「三度の火事より一度の後家」の使い方
姉さんが旦那さんに先立たれたの。
三度の火事より一度の後家っていうから大変なショックだよね。
ストレスで髪が真っ白になってしまったの。
立ち直る日が来るといいよね。
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「三度の火事より一度の後家」の例文
- 三度の火事より一度の後家というから、彼女の心が受けた衝撃ははかりしれない。
- ご主人を亡くしたことで彼女はふさぎ込むようになってしまったが、三度の火事より一度の後家という。
- 三度の火事より一度の後家というから、私より先に死なないでね。
- 未亡人になるのは、三度の火事より一度の後家というくらい不幸なことらしいから結婚しないことにした。
- 一般的に三度の火事より一度の後家といわれるが、彼女は旦那さんをなくし女寡に花が咲くという感じだ。