「左袒」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
左袒
【読み方】
さたん
【意味】
味方になること。同意すること。
友達が困ってる時とか、大切な人のために立ち上がることを「左袒」と言うんやね。人のためになる言葉やな、これは。
【出典】
「史記」
【故事】
中国漢の劉邦の死後、皇后呂氏の一族が天下を奪おうとしたとき、劉氏を守ろうとした太尉の周勃が全軍に向かい「呂氏に味方する者は右袒せよ、劉氏に味方する者は左袒せよ」と呼びかけたところ、全軍が左袒し、劉氏についたという故事による。
「左袒」の解説
「左袒」という言葉は、実は昔の中国の話から来てるんだよ。
話の中では、ある有名な人、周勃っていう人が、大変な争いを解決しようとしてね。彼は軍の中で「呂氏の味方をする人は、右の肩を出してね。劉氏の味方をする人は、左の肩を出してね」と言ったんだ。そして、結果として、軍の全員が左の肩を出したの!これが「史記」っていう古い本に書かれている話なんだ。
だから、「左袒」とは、ある人やグループの味方をする、という意味になるんだよ。昔の話をもとに、今でもこの言葉が使われているって面白いよね。
「左袒」の使い方
「左袒」の例文
- 世界が君の敵になったとしても、僕は君に左袒する。
- 健太くんの意見に左袒することにした。
- 彼のことは好きではないが、彼の言っていることは正しいので左袒する。
- その方針では苦しむことになる人間が多すぎるので、左袒しかねます。
- 僕は日和見主義なので、権力のある方に左袒する。