「三舎を避く」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
三舎を避く
【読み方】
さんしゃをさく
【意味】
相手を恐れてしりごみすること。一目置くこと。譲歩して争わないこと。
相手がずば抜けてすごいと感じたら、適切にその立場をわきまえるってことやね。大物に出会った時には、しっかりと頭を下げて敬意を表すんやな。
【語源・由来】
相手から三舎(九十里)立ち退き敬意を表す意から。
【出典】
「春秋左氏伝」
「三舎を避く」の解説
「三舎を避く」ということわざはね、自分が相手にとっても及ばないと思って、とっても控えめな態度をとることだよ。つまり、相手をすごくすごく尊敬して、自分はその人の前ではちっちゃくなってしまうっていう感じ。
この言葉には「恐れはばかって相手を避ける」という意味もあって、相手がとてもすごい人だと感じて、ちょっと怖くて近づきにくい、と感じることも指しているんだ。
このことわざの背景には、相手から「九十里(とっても遠い距離)立ち退いて敬意を示す」という意味があるんだよ。それをもとに「三舎を避く」と言われるようになったんだ。
簡単に言うと、「三舎を避く」は、すごく尊敬する人やちょっと怖いと思う人の前で、自分をちっちゃくする、または距離を取るっていうことを言っているんだよ。
「三舎を避く」の使い方
「三舎を避く」の例文
- 彼は、優秀なともこちゃんですら三舎を避く存在だ。
- アメリカとはだれも戦争をしたくないから三舎を避く。
- あのピッチャーからは打てないから、三舎を避くようにと監督から指示があったため敬遠する。
- 三舎を避く相手に褒められ有頂天になる。
- あのボス猫は連戦連勝で、この辺りの猫は三舎を避く有り様だ。