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【三舎を避く】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

三舎を避く

「三舎を避く」の意味(語源由来・出典)

意味【ことわざ】
三舎を避く

【読み方】
さんしゃをさく

【意味】
相手を恐れてしりごみすること。一目置くこと。譲歩して争わないこと。

「三舎」の「舎」は、軍隊の一日の行程。古代中国の軍隊は、一日三十里進軍して宿営する定めであったことから三十里を一舎という。三舎で三日分の行程。
ことわざ博士
「三舎を避く」ということわざは、相手の能力や存在感にとても及ばないと感じて、敬意を表して一歩引く、つまり、尊重することを意味しているんだよ。
助手ねこ
あぁ、つまり、相手がすごくて「私なんかあの人の足元にも及ばへんわ」と思って、ちょっと引いてリスペクトする感じやな。

相手がずば抜けてすごいと感じたら、適切にその立場をわきまえるってことやね。大物に出会った時には、しっかりと頭を下げて敬意を表すんやな。

【語源・由来】
相手から三舎(九十里)立ち退き敬意を表す意から。

【出典】
春秋左氏伝しゅんじゅうさしでん

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「三舎を避く」の解説

カンタン!解説
解説

「三舎を避く」ということわざはね、自分が相手にとっても及ばないと思って、とっても控えめな態度をとることだよ。つまり、相手をすごくすごく尊敬して、自分はその人の前ではちっちゃくなってしまうっていう感じ。

この言葉には「恐れはばかって相手を避ける」という意味もあって、相手がとてもすごい人だと感じて、ちょっと怖くて近づきにくい、と感じることも指しているんだ。

このことわざの背景には、相手から「九十里(とっても遠い距離)立ち退いて敬意を示す」という意味があるんだよ。それをもとに「三舎を避く」と言われるようになったんだ。

簡単に言うと、「三舎を避く」は、すごく尊敬する人やちょっと怖いと思う人の前で、自分をちっちゃくする、または距離を取るっていうことを言っているんだよ。

「三舎を避く」の使い方

ともこ
健太くん。たすけてー。
健太
あんな大きな人を相手に無理だよ。三舎を避くというやつだ。
ともこ
私を見捨てるの?
健太
警察を呼んでくるから頑張って抵抗してて。
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「三舎を避く」の例文

例文
  1. 彼は、優秀なともこちゃんですら三舎を避く存在だ。
  2. アメリカとはだれも戦争をしたくないから三舎を避く
  3. あのピッチャーからは打てないから、三舎を避くようにと監督から指示があったため敬遠する。
  4. 三舎を避く相手に褒められ有頂天になる。
  5. あのボス猫は連戦連勝で、この辺りの猫は三舎を避く有り様だ。

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