「児戯に類す」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
児戯に類す
「児戯に等しい」ともいう。
【読み方】じぎにるいす
【意味】
子供の遊びと同様取るに足らないということ。
「児戯に類す」という言葉は、ある行為が子供の遊びのように無意味で価値がないことを示す表現なんだ。
あれれ、それはまるで、大人が子供のような遊びをしてる感じやな。つまり、やってることがちょっとばかばかしくて、大した意味もないってことやね。
こんなことやっててもしょうがないって言われるような行動をとることを、この言葉で注意してるんやな。
【出典】
「史記」
【故事】
中国、前漢の文帝が長安にある三か所の軍営を視察した時、将軍周亜夫の軍営では文帝の行動をも厳しく規制した。文帝はこれを軍規に忠実であると感心し、周の軍営に比べれば他の二つの軍営など「児戯の若きのみ」と評した。
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「児戯に類す」の解説
カンタン!解説
「児戯に類す」という言葉は、「史記」の「絳侯世家」という部分から来ているんだよ。この言葉を使うときは、何かの行為やことがとても取るに足らない、つまりちっぽけで価値のないものだと言いたいときに使われるんだ。
簡単に言うと、例えば、大人たちが真剣に何かを議論しているときに、子供が遊びの話を持ち込んだら、それは場違いでちっぽけな話になるよね。それを「児戯に類す」と言うことができるよ。
つまり、大事な話や真剣な場面で、ちっぽけで価値のないことをするとか、言うとかすることを指して使う言葉なんだよ。
「児戯に類す」の使い方
この試みはどうだろう。
児戯に類すね。
やる価値なしかな。
やるだけ時間の無駄よ。もっと良い試みを考えてよ。
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「児戯に類す」の例文
- この作品は、子供の落書きレベルで児戯に類す。
- 彼の演奏は児戯に類すから、音大で学び直した方が良い。
- 彼の実力は児戯に類す。早いうちからちやほやされて調子に乗ってしまったようだ。
- 児戯に類し目も当てられない。すぐに書類を作成し直してほしい。
- よく公表できたなと思うくらい児戯に類す大したことのない出来だ。