「七人の子はなすとも女に心許すな」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
七人の子はなすとも女に心許すな
しちにんのこはなすともおんなにこころゆるすな
【意味】
身内でも裏切ることがあり身を滅ぼすことがあるから、長年連れ添った妻でも気を許すなということ。
でも今の時代、男女平等やしなぁ、こんなこと言うたら怒られるかもしれへんなぁ。でもまぁ、要するに「秘密は大事にせなアカン」ってことやな。
【語源・由来】
七人の子をもうけるほど長年連れ添った妻でも、気を許してはいけないという意から。
【出典】
「詩経」の「凱風」詩の序に「七子有るの母と雖も猶其の室に安ずる能わず」とあるのをふまえたもの。再婚したい母に七子がよく孝養を尽くしたので母は思いとどまったのを賛美した歌。
【類義語】
・子仲なしても女に心許すな
・二つ子をなすとも女に心許すな
「七人の子はなすとも女に心許すな」の解説
「七人の子はなすとも女に心許すな」っていう言葉はね、「詩経」っていう昔の本に書かれている言葉からきているんだよ。長い間一緒にいて、七人も子供がいる奥さんでさえも、大切な秘密を話してはいけないって意味なんだ。
これはね、女性には気を許してはいけないって教えているんだよ。たとえばね、お父さんとお母さんがずっと一緒にいて、たくさんの子供がいる家族があったとして、お父さんはお母さんにすごく信頼を寄せているかもしれないけれど、それでも本当に大事な秘密は話さない方がいいっていうことを言っているんだ。
この言葉はちょっと昔の考え方からきていて、今の時代では男女平等が大切にされているから、このような考え方はあまり良くないと思われることもあるんだよ。でも、大切なことを誰かに話すときには、よく考えて信頼できる人を選ばないといけないっていう教訓も含まれているんだね。
「七人の子はなすとも女に心許すな」の使い方
「七人の子はなすとも女に心許すな」の例文
- 女性の前では泥酔しない。七人の子はなすとも女に心許すなという。
- 七人の子はなすとも女に心許すなというので、家庭でも油断できない。
- 秘密を守りたいなら、七人の子はなすとも女に心許すな。
- 彼女の美しさに惑わされ、うっかり秘密をしゃべってしまいばらされた。七人の子はなすとも女に心許すなだ。
- 身を滅ぼしたくないから、七人の子はなすとも女に心許すなを戒めとす。