「しょう事なしの米の飯」の意味(類義語)
【ことわざ】
しょう事なしの米の飯
【読み方】
しょうことなしのこめのめし
【意味】
麦の方が安いのに、麦を買う金がないため手持ちの米を食べること。貧しさから経済的でない生活を強いられること。他に得意なことがなく、一つのことだけを自慢することのたとえ。
限られた資源や能力を活かす工夫や努力を促す言葉や。どんな状況でも、自分の持ってるものを大事にすることの重要性を教えてくれる言葉やな。
【類義語】
・無うて絹着る
・しょう事なしの麦の飯
「しょう事なしの米の飯」の解説
「しょう事なしの米の飯」という言葉は、貧しさのために不経済な選択をせざるを得ない状況や、取り柄が一つしかないためにやむなくその事を自慢する状況を例える言葉なんだよ。ここで「しょう事なし」とは、どうすれば良いか適切な方法が見つからない状況を意味しているんだ。
この表現の背景には、麦飯の方が経済的だけれど、新しく麦を購入する余裕がないために、仕方なく手持ちの米で飯を作るという状況があるんだ。つまり、理想的ではない選択を余儀なくされる状況を表しているんだね。
たとえば、より経済的な選択肢があるにも関わらず、手持ちの資源や状況の制約で、よりコストがかかる選択をしなければならないような状況が「しょう事なしの米の飯」と言えるよ。この言葉は、貧困や資源の制約が人々の選択肢を限定し、理想的ではない行動を取らざるを得ない状況を示しているんだ。
また、自分には一つしか取り柄がないため、その一つを強調して自慢するような状況もこの言葉で表現されることがあるんだね。資源の限りなさや、状況の制約がもたらす影響を示す言葉なんだ。
「しょう事なしの米の飯」の使い方
「しょう事なしの米の飯」の例文
- 彼は数学しか取り柄がなくしょう事なしの米の飯だ。
- リストラされ貧しい生活になったが、しょう事なしの米の飯というように、トイレットペーパーが買えず鼻セレブで代用している。
- 油が買えず冷蔵庫にあるエシレバターを使っているが、しょう事なしの米の飯だ。
- 牛乳の価格が急騰して買えず、生クリームで調理をするもしょう事なしの米の飯だなと嘆く。
- 彼はサッカーが得意なことを自慢げに話すが、しょう事なしの米の飯でそれしかできないんだよ。