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【死んだ子の年を数える】の意味と使い方や例文(類義語・英語訳)

死んだ子の年を数える

「死んだ子の年を数える」の意味(類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
死んだ子の年を数える

【読み方】
しんだこのとしをかぞえる

【意味】
死んでしまった子が生きていれば幾つになると計算するように、言っても仕方のない過ぎ去ったことについてあれこれ愚痴をこぼすこと。

ことわざ博士
「死んだ子の年を数える」ということわざは、どうにもならない過去のことをいつまでも引きずって後悔する行為を指しているんだよ。

亡くなった子どもの年齢を数えるように、どうしようもない過去に囚われてしまう無意味な行為を象徴しているんだね。

助手ねこ
ほんなら、これは「変えられへん過去のことをずっと後悔し続けること」を意味してるんやな。亡くなった子どもの年を数えるように、もう変えられん過去のことに縛られてしまうことを言うんやね。

この言葉は、どうしようもない過去に囚われてしまうことの無意味さや、そこから抜け出すことの大切さを教えてくれてるんや。過去は変えられへんから、前を向いて生きることが大切やってことやな。

【類義語】
・死児の齢を数える
・死んだ子の年数えで役に立たない
・死んだ子の年勘定
・割った茶碗を接いでみる

【英語訳】
to indulge in vain regrets
cry over spilt milk

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「死んだ子の年を数える」の解説

カンタン!解説
解説

「死んだ子の年を数える」という表現は、すでに起こってしまったことや変えられない過去を悔やんでも仕方がない、という意味を含んでいる言葉なんだよ。

この言葉は、文字通りには亡くなった子どもの年齢を数える行為を表しているんだけど、これを比喩として使って、変えることのできない過去の出来事について無駄に後悔することを意味しているんだね。

たとえば、失敗したことや選択ミスなどについて、何度も何度も考えたり悩んだりしても、それはすでに起こってしまったことで変更不可能なので、そのことに囚われてしまうのは無益だということを示しているんだ。

「死んだ子の年を数える」という言葉は、人間がしばしば変えられない過去に囚われてしまう傾向を指摘し、過去を悔やむのではなく、現在や未来に目を向けるべきだという教えを含んでいるんだね。過去は変えられないが、現在と未来は自分の手で変えることができるということを思い出させてくれる言葉なんだ。

「死んだ子の年を数える」の使い方

健太
あの時、勉強していれば僕だって、百点をとって先生に褒められていたはずなんだ。
ともこ
健太くん、死んだ子の年を数えるようなことをしても意味がないわ。勉強すればよかったと思うなら、今日からやればいいのよ。
健太
そうなんだけど。今日、クラスで一人だけ百点をとった男子生徒を先生がほめているとき、クラスで一番かわいい女子生徒の目が彼を見ながらハートになっていて悔しかったんだ。
ともこ
(なんだ、そんなことか。)でも、悔しいと思ったなら、やっぱり今日から勉強するべきよ。
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「死んだ子の年を数える」の例文

例文
  1. あの時結婚していなければ、あの時出会っていなければって死んだ子の年を数えるようなことを言っていても暗い気持ちになるだけだよ。
  2. あの時、あの仕事を断っていなければ、僕が出世していたのにと死んだ子供の数を数えるようなことを言っているとますます情けなくなってきた。
  3. 彼は、死んだ子の数を数えるように、過ぎし日を後悔して愚痴ばかり言っているので、だれも家に近寄らなくなった。
  4. 死んだ子の数を数えるように、戻らない日の愚痴を言っていてもしょうがないじゃないか、明日からの幸せを数えようよ。
  5. 死んだ子の数を数えるように、あそこで彼女に電話しておけばなんて、今更後悔してもしょうがないし、きっと電話してても振られていたに違いないよ。

「死んだ子の年を数える」の文学作品などの用例

あたしの子の忠太郎は、九ツの時、はやり病で死んでしまったと聞いている。死んだ子の年を数える親心で、生きていたらあの子も今年三十二、いや一だったと、ゆうべも夜中に眼がさめて思い出していたくらいだ。(長谷川伸の瞼の母より)


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