【ことわざ】
死んだ子の年を数える
【読み方】
しんだこのとしをかぞえる
【意味】
死んでしまった子が生きていれば幾つになると計算するように、言っても仕方のない過ぎ去ったことについてあれこれ愚痴をこぼすこと。
【語源・由来】
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【類義語】
・死児の齢を数える
・死んだ子の年数えで役に立たない
・死んだ子の年勘定
・割った茶碗を接いでみる
【対義語】
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【英語訳】
to indulge in vain regrets
cry over spilt milk
「死んだ子の年を数える」の使い方

あの時、勉強していれば僕だって、百点をとって先生に褒められていたはずなんだ。

健太くん、死んだ子の年を数えるようなことをしても意味がないわ。勉強すればよかったと思うなら、今日からやればいいのよ。

そうなんだけど。今日、クラスで一人だけ百点をとった男子生徒を先生がほめているとき、クラスで一番かわいい女子生徒の目が彼を見ながらハートになっていて悔しかったんだ。

(なんだ、そんなことか。)でも、悔しいと思ったなら、やっぱり今日から勉強するべきよ。
「死んだ子の年を数える」の例文
- あの時結婚していなければ、あの時出会っていなければって死んだ子の年を数えるようなことを言っていても暗い気持ちになるだけだよ。
- あの時、あの仕事を断っていなければ、僕が出世していたのにと死んだ子供の数を数えるようなことを言っているとますます情けなくなってきた。
- 彼は、死んだ子の数を数えるように、過ぎし日を後悔して愚痴ばかり言っているので、だれも家に近寄らなくなった。
- 死んだ子の数を数えるように、戻らない日の愚痴を言っていてもしょうがないじゃないか、明日からの幸せを数えようよ。
- 死んだ子の数を数えるように、あそこで彼女に電話しておけばなんて、今更後悔してもしょうがないし、きっと電話してても振られていたに違いないよ。