「猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ」の意味
【ことわざ】
猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ
【読み方】
しょうじょうはちをおしむ、さいはつのをおしむ
【意味】
誰にでも守るべき大切なものがあるということ。
猩猩が血を、犀が角を大切にするという伝説を使って、人間も大切なものを大事に守るべきだということを教えてくれるんや。自分にとって価値あるものを大切にすることの重要性を示す言葉やね。
「猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ」の解説
「猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ」という言葉は、どんな存在にも大切にして守るべきものがあるという意味を持っているんだよ。この表現では、猩猩(しょうじょう)と犀(さい)を例にとって、それぞれが最も大事にしているものを守ろうとする姿を描いているんだね。
「猩猩」は中国の伝説上の動物で、猿に似た存在とされているよ。古代中国では、猩猩の血が特別な染色に使われると信じられていたんだ。一方で、「犀」は実在する動物で、その角は漢方薬の解熱剤として用いられることがあるんだ。
たとえば、人々が自分にとって最も大切なものを大事にし、守ろうとする様子が「猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ」と表現されることがあるよ。この言葉は、すべての生き物や人々にはそれぞれ大切にしているものがあり、そのものを守るためには努力が必要であるというメッセージを伝えているんだ。
「猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ」ということわざは、自己の大切なものを大事にし、それを守ることの重要性を教えてくれているんだよ。自分にとって価値のあるものを見極め、それを保護し続けることの大切さを示しているんだね。
「猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ」の使い方
「猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ」の例文
- 猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむように、彼にも守りたい家族がいて家族が彼の弱点だ。
- 健太くんにとって彼と遊んだ思い出が大事であるように、猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ。
- 断捨離が大好きな彼女にも猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむごとく、捨てられない大切なものはある。
- 冷徹で人間らしさのかけらもない彼にだって、猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむように大事なものがあるのだろう。
- 国民のために命をかけますと真偽不明のことを言っている政治家にも、猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむように大事なものはあるはずだ。
それぞれの動物が自分にとって最も大切なものを守ることを重視する様子を例えとして用いて、人間もまた大切なものを守るべきであるという意味を持っているんだ。