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「上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず」の意味
【ことわざ】
上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず
【読み方】
じょうのじょうはげのげをしる、げのげはじょうのじょうをしらず
【意味】
優秀な者は全体を知り尽くし末端まで分かっているが、最下位の者は最上位の者を知る力はないということ。
大きな立場にいる人は、色んなことを知ってて、いろんな立場の人のことも考えられるってことや。でも、下の立場の人は、上の立場の人のことはなかなか理解できひんってことやな。それぞれの立場から見る世界が違うってことや。
「上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず」の解説
「上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず」ということわざは、とても優れた人は全体の状況をよく理解し、末端のことまで把握しているが、最下位の人には最上位の人のことを理解する能力がない、という意味なんだ。
このことわざは、非常に優れた人々、たとえばリーダーや高い地位にある人は、組織や社会の全体像を見て、小さな詳細にも気を配ることができるということを示しているんだね。彼らは様々なレベルの事柄を理解し、幅広い視野を持っている。
一方で、「下の下は上の上を知らず」という部分は、最下位にいる人々が、全体の状況や上位の人々の考え方や行動を完全に理解するのが難しいことを意味しているんだ。これは、知識や経験の制限が、彼らの理解を妨げることがあるということを示しているよ。
つまり、このことわざは、地位や経験の違いが人々の理解や視野にどのように影響を与えるかを教えているんだ。優れた人は多くを知り、広い視野を持つが、経験が限られている人はその限界を持つ、ということを伝えているんだね。
「上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず」の使い方
「上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず」の例文
- 上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らずというように、彼は高い地位に胡坐をかくことなく組織の全体像の把握に努めている。
- 上層部の人は社員の履歴書を見て家族構成まで知っているが、上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らずというように下の者は上の者を知ることはない。
- 人の上に立つものは組織をまとめるために、全体を知る必要があるので、上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らずという。
- 優秀な人ほど全体を把握していて、上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らずだ。
- 上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らずといい、末端の者に目上の人のことは知る由もない。