【ことわざ】
地震雷火事親父
「親父」を、「親爺」と書く場合もある。
【読み方】
じしんかみなりかじおやじ
【意味】
世の中でおろそしいとされるものを、順番に並べた言葉。
【語源・由来】
昔の日本は、家を守ることが大切だった。父親は家長といって、とても強い力をもっていたため、怖いものとされた。最後の言葉は「親父」ではなく、台風をあらわす「大山嵐(おおやまじ)」で、それが「おやじ」に変わったともいわれている。
「親父」が、とても怖い存在であったのは、家父長制という年長の男性によって家族を支配することが多かったときのことで、現在は変化している。
【英語訳】
earthquakes,thunder,fires,fathers.
【スポンサーリンク】
「地震雷火事親父」の使い方
えへん、えへん!
どうしたの?健太くん。
僕は将来、地震雷火事親父と言われるような、怖い父親になろうと思っているんだ。
そうなの?
健太くんは、優しいお父さんになるのが似合っていると思うわ。
健太くんは、優しいお父さんになるのが似合っていると思うわ。
「地震雷火事親父」の例文
- うちの父は、地震雷火事親父の言葉通りに怖い存在だ。
- 地震雷火事親父というけれど、あとのふたつはともかくとして、はじめのふたつはこのところ心配なことが多い。
- 地震雷火事親父というように、父は昔、祖父のことが、とても怖かったらしい。
- 天災はどうにもできないけれど、今はもう、地震雷火事親父の「親父」は影が薄くなってしまった家庭が多いようだ。
- 地震雷火事親父よりも、もっと恐ろしい戦争の話を聞くことができた。
- お隣のお宅のお父さんは、「うちは、地震雷火事親父ではなくて、地震雷火事女房だ」と苦笑いをしていた。
まとめ
父親がとても恐ろしい存在であった時代を経て、現在では頼もしくもあり、優しい父親が増えたのではないでしょうか。
地震や雷、そして火事に匹敵するほどの怖さを持ったお父さんも、家族を守るために日々頑張っていることは、昔も今も変わらないのではないでしょうか。
家族のためにいつも頑張っているお父さんに、感謝の言葉を伝えてみてはどうでしょうか。