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「書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず」の意味(語源由来・出典・英語訳)
【ことわざ】
書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず
【読み方】
しょをもってぎょをなすものはうまのじょうをつくさず
【意味】
机上の理論だけでは、現実では役に立たないということ。
理論だけでは実際の状況や対象の本質を完全には把握できひんってことや。実践経験の重要性を示してるんやな。理論と実践は両方必要やってことや。
【語源・由来】
書物から得た知識で馬に乗る者は、馬の気持ちを十分に理解できない意から。
【出典】
「戦国策」
【英語訳】
Experience without lerning is better than learning without experience.(学識を伴わない経験は経験を伴わない学識に勝る)
「書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず」の解説
「書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず」ということわざは、理論や知識だけでは実際の経験や実践には及ばないという意味を持っているんだ。この表現は、書物から得た知識だけで馬を乗りこなそうとする人が、馬の本当の気持ちや性質を十分に理解できないという状況を表しているんだね。
「御する」とは馬を操る、つまり乗馬することを意味しているよ。このことわざは、単に書物で学んだ知識に頼るだけでは、実際の馬の扱いや乗り方についての深い理解や感覚が欠けることを指摘しているんだ。
「書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず」ということわざは、実際の経験や実践が理論や知識を補完し、さらに豊かにすることの重要性を教えてくれるんだ。つまり、理論だけでなく実践の経験が必要であり、それによって初めて深い理解や技能が身につくということを伝えているんだね。
「書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず」の使い方
「書を以て御を為す者は馬の情を尽くさず」の例文
- 教室にいるだけでは駄目だ。書を以て御を為す者は馬の情を尽くさずというから社会科見学に行く。
- 知識だけではできることは限られてくるので、書を以て御を為す者は馬の情を尽くさずというように最後は経験が物を言う。
- 頭に知識があっても、書を以て御を為す者は馬の情を尽くさずで実際には役に立たないことが多い。
- 日本の受験勉強の内容は詰込み型なので、書を以て御を為す者は馬の情を尽くさずというように社会に出て役に立たない人間を生み出すことになる。
- 書を以て御を為す者は馬の情を尽くさずというから、より多くの経験を積んだ方がいい。