「親は泣き寄り他人は食い寄り」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
親は泣き寄り他人は食い寄り
【読み方】
しんはなきよりたにんはくいより
【意味】
他人の同情はうわべの見せかけでしかないということ。
不幸や困難な状況で、本当に心配してくれるのは身内や親族やってことやね。この言葉は、困難な時に近しい人々の真の情や関心が現れること、そして他人は自己利益を求めることが多いという現実を示してるんや。
【語源・由来】
不幸があると、身内の者は心から哀悼の意を表するが、他人は葬儀のごちそう目当てでしかないということから。
【類義語】
・他人は食い寄り
【対義語】
・遠い親戚より近くの他人
「親は泣き寄り他人は食い寄り」の解説
「親は泣き寄り他人は食い寄り」という言葉は、不幸があった際に、家族や親族は本当に心を痛めて寄り添い、悲しみを共有するが、他人はそのような場で提供される食物や利益のために集まるという意味を持っているんだよ。
この表現は、家族や親族の間には深い感情的なつながりがあり、互いに支え合うことを示している。一方で、他人はそのような感情的なつながりが薄く、利害関係や物質的な利益に動かされて行動することが多いということを指摘しているんだね。
たとえば、葬儀のような場面で、家族は故人を悼んで心から涙を流すが、一部の参列者は食事やその他の利点を求めて参加することがある。このことわざは、人間関係の中での本当の感情と、表面的な関係や利益追求の違いを示しているんだ。
「親は泣き寄り他人は食い寄り」という言葉は、家族と他人との間にある感情的な絆の違いや、人間の動機の多様性を表す言葉なんだね。このことわざは、人間関係における本質的な違いや、深い絆の重要性を教えてくれるんだ。
「親は泣き寄り他人は食い寄り」の使い方
「親は泣き寄り他人は食い寄り」の例文
- 不幸な時に心から寄り添ってくれるのは家族で、親は泣き寄り他人は食い寄りという。
- 親は泣き寄り他人は食い寄りというが、他人は利益にしか寄ってこないので頼りにならないし信用できない。
- 結局最後は血縁が頼りになる。親は泣き寄り他人は食い寄りだ。
- 親は泣き寄り他人は食い寄りというが、家族がいない天涯孤独の身の僕は寄る辺がない。
- 他人の不幸は蜜の味というし、親は泣き寄り他人は食い寄りだからいざという時頼れるのは身内だけだ。