「鹿の角を蜂が刺す」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
鹿の角を蜂が刺す
【読み方】
しかのつのをはちがさす
【意味】
なんにも感じないことのたとえ。
痛くもかゆくもないというたとえ。
手ごたえがないことのたとえ。
まあ、蜂が刺しても鹿は「ん?何これ?」ってくらいやろうな。大きな鹿にとっては、小さな蜂の刺すのなんて気にならんのやろうしな。
【語源・由来】
鹿の角は堅いことから、蜂が刺してもなんの痛みも感じないことに由来。
【類義語】
・石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
・牛の角を蜂が刺す
・牛の角に虻(うしのつのにあぶ)
・牛の角を蚊がせせる
・蛙の面に水(かえるのつらにみず)
・暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
【英語訳】
A bee stings a staghorn.
「鹿の角を蜂が刺す」の解説
「鹿の角を蜂が刺す」っていう言い方は、ちっぽけなことが大きなものに影響を与えないことを表してるんだよ。
例えばね、大きな鹿の角に小さな蜂がチクっと刺したとしても、鹿はそれを全く気にしないような感じ。だから、この言い方を使うと、ちょっとしたことが大きなものや人には影響しないってことを伝えたいときに使うんだ。
「鹿」ってのは、森に住んでる大きな動物で、「蜂」は小さな虫。だから、この言葉は「小さなことは大きなものには影響しないよ」という意味を持っているんだね。
「鹿の角を蜂が刺す」の使い方
健太くんは、昨日のテストの結果はどうだったの?
ぼくはこれから昼寝をしてくるよ。
「鹿の角を蜂が刺す」の例文
- 彼はサッカーの試合でパスのミスを何度もしたけれど、練習をせずに先に帰ってしまった。これじゃあ鹿の角を蜂が刺すだ。
- 鹿の角を蜂が刺すと言われないように、この失敗はしっかり反省しなくてはならない。
- 母は私のお気に入りの服を汚したけれど、また買えばいいじゃないなんて、鹿の角を蜂が刺すだわ。
- 鹿の角を蜂が刺すというけれど、彼には何度注意しても、会議で居眠りをしてしまうんだ。
- 父が勝手に私のタオルを使うけれど、鹿の角を蜂が刺すというように、やめてくれないようだ。