「赤手を以て江河を障う」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
赤手を以て江河を障う
【読み方】
せきしゅをもってこうがをささう
【意味】
不可能なこと。自分一人の力で大きなことをすること。
「赤手」は、素手。「江河」は、大きな川。長江と黄河。
ほなら、すごく大変な仕事や大きなプロジェクトに果敢に取り組むことを言うんやな。素手で川や海を止めるような、大きな力と勇気を持った行動を表してるんやね。
難しい仕事にもひるまずに挑む人のことを言うんやな。
【出典】
「庾信」-「擬連珠」
【語源・由来】
素手で大河の流れをせき止めるという意から。
【類義語】
・一簣を以て江西を障う
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「赤手を以て江河を障う」の解説
カンタン!解説
「赤手を以て江河を障う」という表現は、素手(赤手)で大きな川(江河)の流れを止めようとすることから来ており、現実的に不可能なことや、非常に困難な大事業を行うことを試みる様子をたとえているんだ。このことわざは、非常に難しい、あるいは不可能とも思える挑戦や目標に取り組むことを表しているんだよ。
ここでの「赤手」とは素手、つまり道具を使わない手を意味していて、「江河」は大きな川、特に中国の長江や黄河のような大河を指しているんだね。つまり、この表現は、非常に力のいる作業や、現実にはほぼ不可能なことを試みることを象徴しているんだ。
たとえば、限られたリソースや能力で大規模なプロジェクトに取り組むことや、非常に高い目標を設定することが「赤手を以て江河を障う」に該当するんだよ。
このことわざは、非常に困難な挑戦に立ち向かうことの大変さや、時には現実的な限界を超えるような試みがあることを示しているんだね。それは、困難な挑戦に対する人間の意志の強さや努力の重要性を教えてくれているんだよ。
「赤手を以て江河を障う」の使い方
僕の手でこの国を変えるぞ。
赤手を以て江河を障うようなものね。
やる気がそがれるようなことを言わないでよ。
だって事実ですもの。不可能よ。
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「赤手を以て江河を障う」の例文
- 歯の再生は、長い間赤手を以て江河を障うごとしだった。
- 独力で宇宙に行くのは赤手を以て江河を障うようなものだった。みんなの協力があったから実現できた。
- 僕だけであの大国の侵攻を食い止めるのは、赤手を以て江河を障うのと同じだった。
- 祈りの力は皆さんが思うよりすごいものなのだが、僕一人の祈りでは赤手を以て江河を障うごとし。大勢の祈りがないと無理だ。
- 君だけでは赤手を以て江河を障うようなものだから、協力者を募ろう。
これは、非常に難しいか大規模な仕事に立ち向かう勇気や能力を持つ人を表す言葉なんだ。