「太平象無し」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
太平象無し
【読み方】
たいへいしょうなし
【意味】
何も起こらないのが太平の兆候だということ。
「象」は、きざし。現象。
「太平象無し」という言葉は、何も問題が起きない、つまり平穏無事な状態が、太平(平和)を象徴するものであるという意味だよ。
なるほど、つまり、何もトラブルが起きへん、すべてがスムーズに進んでる状態こそが、真の平和やな。
【出典】
「唐所」
【語源由来】
世の中がよく治まって平穏な時は、別にこれといった兆候は現れない意から。
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「太平象無し」の解説
カンタン!解説
「太平象無し」ということわざは、「何事もないことが平和の証である」という意味だよ。「象」は「きざし」という意味なんだ。
このことわざは、社会や状況が平穏で安定しているときには、何か特別な出来事や騒乱がないことが、平和の象徴であるということを表しているよ。
太平は、争いや紛争がなく、人々が安心して生活できる状態を指しているよ。
例えば、ある地域や社会が平和で安定しているときには、戦争や紛争が起こらず、犯罪や災害が少ないことが「太平象無し」という状態と言えるね。
このことわざは、社会の平和と安定を重視し、平穏な状態を維持することの大切さを教えているんだ。何事もない状態が望ましいとされる背景には、人々の生活や安全を脅かす要因がないことが最も理想的な状態であるという考え方があるんだ。
「太平象無し」の使い方
あー。退屈だ。何か起きないかな。
太平象無しというように平和な証でいいじゃない。
人間は平和を望みながらも、平和が続くと飽きるんだな。
愚かよね。
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「太平象無し」の例文
- 今日も犯罪や事故がなく、警察や消防が暇そうで太平象無しだ。
- 地震の回数が増え、太平象無しからは程遠く心配が絶えない。
- 空襲警報におびえることもなく、静かで太平象無しである。
- あくびがでるくらい太平象無しだが、これが幸せというものだ。
- 厄年で災難続きだったので、太平象無しの日々をうれしく思う。