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【他人の念仏で極楽詣り】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

他人の念仏で極楽詣り

「他人の念仏で極楽詣り」の意味(語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
他人の念仏で極楽詣り

【読み方】
たにんのねんぶつでごくらくまいり

【意味】
他人の力を使って自分の利益をはかること。

ことわざ博士
「他人の念仏で極楽詣り」は、自分の義務や責任を果たすために、他人の力を頼りにしようとすることを指しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「他人に頼って自分の仕事を終わらせようとする」ってことやな。

他人が頑張って唱えた念仏にすがって、自分が極楽行きのチケットを手に入れようとするのやで。これは、自分の義務は自分で果たすべきだって教えてくれるんやな。

【語源由来】
他人の唱えた念仏で、自分が極楽往生しようという意から。

【類義語】
・人の牛蒡ごぼうで法事する
・人のふんどしで相撲を取る
・他人の賽銭さいせん鰐口叩わにぐちたた
・人の提灯ちょうちんで明かりを取る
しゅうとの物で相婿あいむこもてなす
・人の太刀で巧妙する

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「他人の念仏で極楽詣り」の解説

カンタン!解説
解説

「他人の念仏で極楽詣り」っていうことわざはね、自分の力ではなくて、他人の力に頼って何かを成し遂げようとすること、または自分の義務や責任を果たそうとすることを表しているんだ。

これは、例えば、友達が宿題をしたのを見て、自分も宿題が終わったことにしようとか、チームでのプロジェクトで、他のメンバーが全部やってくれると思って、自分は何もしないというような行動を指すんだ。

「念仏」は仏教の祈りの一つで、「極楽」は仏教の教えに従って良い行いをした人が行くとされる幸せな世界のこと。「詣り」は訪れるという意味だよ。だから、このことわざは、「他人が唱えた祈りで自分が幸せな世界に行こうとする」っていう意味から来ているんだ。

このことわざは、「自分のことは自分でやるべきだし、他人に頼りすぎないようにしなければならない」っていう教えを伝えているんだよ。つまり、自分の責任は自分で果たすべきで、他人の努力だけで自分の義務を果たそうとするのは間違っているってことなんだね。

「他人の念仏で極楽詣り」の使い方

ともこ
健太くん。勉強できないと偉くなれないわよ。
健太
他人の念仏で極楽詣りできたらいいや。
ともこ
他力本願で不安じゃないの?
健太
人生何とかなるもんだよ。
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「他人の念仏で極楽詣り」の例文

例文
  1. 卒論はグループ研究で、すべてともこちゃんに任せた。他人の念仏で極楽詣りのごとく、僕は何もせずバイトに明け暮れる。
  2. 健太くんは苦労していないのに、他人の念仏で極楽詣りして、大変だったかのような顔で慰労会に参加している。
  3. 僕は何もしていないが、優秀な彼のおかげで他人の念仏で極楽詣りすることができた。
  4. 常に兄のおこぼれにあずかり、他人の念仏で極楽詣りする人生だった。
  5. 他人の念仏で極楽詣りする彼は「人生ちょろかった」と笑っていた。

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