「鐸は声を以て自ら毀る」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
鐸は声を以て自ら毀る
【読み方】
たくはこえをもってみずからやぶる
【意味】
才能や長所があるために災難にあうこと。
「鐸」は、大型の鈴。古代中国で命令を発する時に振って鳴らした。
「鐸は声を以て自ら毀る」ということわざは、自分の才能や長所が原因で、思わぬ災難に巻き込まれることを表すんだよ。
ほんまにな。自分の特技や得意なことがあるからって、それが引き金となって思わぬトラブルになることもあるんやな。
特技があるっちゅうのも考え物ってことやな。これは。
【出典】
「淮南子」
【語源由来】
鐸は良い音を出すので何度も使われ、ついには壊れることから。
【類義語】
・膏は明を以て焚かる
・薫は香を以て自ら焼く
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「鐸は声を以て自ら毀る」の解説
カンタン!解説
「鐸は声を以て自ら毀る」っていうことわざはね、自分の特別な才能や長所が逆に自分を困らせる、トラブルを引き寄せることを意味しているんだよ。
「鐸」っていうのは、昔の人々が使っていた、良い音が出る金属製の楽器のことなんだ。その音が良いからって、みんなに使われすぎて、結局壊れちゃったっていうお話からこのことわざが生まれたんだよ。
だから、このことわざを例え話で説明すると、すごく上手にピアノが弾ける友達がいるとするね。だけど、その上手さが逆にトラブルを引き寄せて、いつも学校の行事でピアノを弾かされる、あるいは他の人から嫉妬されるとか、そんなことが起こるんだ。それが「鐸は声を以て自ら毀る」っていうことわざの意味なんだよ。自分の得意なことや才能が、思わぬトラブルを招いてしまうことを表しているんだね。
「鐸は声を以て自ら毀る」の使い方
ともこちゃんは頭がよくていいね。
鐸は声を以て自ら毀るというように、良いことばかりでもないのよ。
頭がよければ、いろんなことが簡単に理解できて便利じゃない。
分かり過ぎるから、人の悪意を無視できずつらい思いをすることもあるのよ。
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「鐸は声を以て自ら毀る」の例文
- 彼女は美しすぎて、鐸は声を以て自ら毀るように、嫉妬からくる嫌がらせを受け心を病んだ。
- 鐸は声を以て自ら毀るというから普、何一つ特技が無くても普通が一番だ。
- 才能ある人がうらやましいが、鐸は声を以て自ら毀るといい、なかなか大変そうだ。
- 優秀な人は、凡人に足を引っ張られ鐸は声を以て自ら毀るとなるからこわい。
- 有名になればなるほど叩かれやすくなり、鐸は声を以て自ら毀るのでほどほどがいいな。