【ことわざ】
牛蹄の涔には尺の鯉無し
【読み方】
ぎゅうていのしんにはせきのこいなし
【意味】
大人物は、狭苦しい所では手腕をふるうことはできないということ。
「牛蹄」は、牛の足跡。「涔」は、「蹏」とも書く。
【出典】「淮南子」
【語源・由来】
牛の足跡にできた水たまりに、一尺もある鯉はいないという意から。
【類義語】
・牛蹄の涔には大魚を生ずる能わず
・大魚は小池に棲まず
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「牛蹄の涔には尺の鯉無し」の使い方
この狭い日本では大きなことはできないよ。
牛蹄の涔には尺の鯉無しっていうもんね。
大きなアメリカにはBIGな人間がたくさんいるし、やることなすこと大きいよね。
アメリカに留学するしかないわね。
「牛蹄の涔には尺の鯉無し」の例文
- あまり決め決めにすると牛蹄の涔には尺の鯉無しで、優秀な人でも成果を残すことができないから自由に能力を発揮できる環境を与える。
- この小さな会社には彼はもったいない。牛蹄の涔には尺の鯉無しというから、彼には大企業での大舞台がふさわしい。
- 牛蹄の涔には尺の鯉無しというが、彼が手腕を発揮することができなかったのはふさわしい場がなかったからだ。
- あの地位では彼は能力を思う存分ふるうことができない。牛蹄の涔には尺の鯉無しというから相応しい地位を与えるべきだ。
- 彼は今は牛蹄の涔には尺の鯉無しのように才能をフル活用できずにいるが、社長の座に就けば目覚ましい活躍をするだろう。