「楽しみ尽きて悲しみ来る」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
楽しみ尽きて悲しみ来る
【読み方】
たのしみつきてかなしみきたる
【意味】
この上ない楽しみの後には悲しみが訪れ、楽しみは長く続くものではない。楽しみが極まると、かえって悲しい気持ちになる。
「楽しみ尽きて悲しみ来る」ということわざは、極度の楽しみの後には必ず悲しみが訪れるという意味があるんだ。
そうなんや。つまり、「楽しいことばかり続くわけではない、必ず悲しみも訪れる」ってことやな。
楽しみが極まったら、逆に悲しい気持ちになることもあるし、また、楽しい時間はずっと続かないんやな。これは、人生の喜びと悲しみがセットであること、バランスが大事って教えてくれることわざやな。
【出典】
「陳鴻」の「長恨歌伝」
【類義語】
・歓楽極まりて哀情多し
・楽しみ極まりて哀しみ生ず
・楽極まれば則ち悲しむ
・楽しみ尽きて憂え来る
・楽しみの後へは苦しみ来る
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「楽しみ尽きて悲しみ来る」の解説
カンタン!解説
「楽しみ尽きて悲しみ来る」っていう言葉はね、超楽しいことが終わったあとには、必ずちょっと悲しい気持ちが訪れるっていう意味なんだよ。
たとえば、すごく待ちに待ったお誕生日パーティーや、夏休みの旅行が終わった後、楽しかったけど終わっちゃったなあ、とちょっと寂しくなったりするよね。それがこの言葉が言いたいことなんだ。
これは陳鴻の「長恨歌伝」という作品から出てきた言葉で、楽しいことがたくさんあると、その後に必ず少し悲しい気持ちが訪れるって教えているんだよ。つまり、楽しい時間はずっと続かない、いつかは終わってしまうものだっていうことを、私たちに教えてくれているんだね。
「楽しみ尽きて悲しみ来る」の使い方
祭りのあとってさみしいね。
楽しみ尽きて悲しみ来るっていうもんね。
楽しい時間が濃厚であればあるほどさみしいね。
祭りのあと効果っていって、多くの人がそう感じるらしいわ。
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「楽しみ尽きて悲しみ来る」の例文
- 楽しみ尽きて悲しみ来るというから、楽しい時でも悲しくならないよう心にセーブをかけてしまう。
- 禍福は糾える縄の如しというし、楽しみ尽きて悲しみ来るというので、何があっても一喜一憂しない。
- この時間がずっと続けばいいと思うが、楽しみ尽きて悲しみ来るというからいつかは終わる。
- 青春時代はキラキラしているが、楽しみ尽きて悲しみ来るように暗黒の社会人時代がやって来る。
- 夏休みももう終わりだ。楽しみ尽きて悲しみ来るように、何だか切ない。