【ことわざ】
蓼食う虫も好き好き
「蓼」を「田で」「他で」と表すのは誤りなので、注意が必要です。
【読み方】
たでくうむしもすきずき
「蓼」を「だて」と読みがちですが誤りなので、注意が必要です。
【意味】
人の好みはさまざまであること。
【語源・由来】
とても辛い蓼という植物の葉を好んで食べる虫もいるように、好みもそれぞれだということから。
「蓼」は、ヤナギタデ、イヌタデ、サクラタデ、オオタデなど。タデ科タデ属の植物の総称。
【類義語】
・蓼の虫葵に移らず
・蓼の虫苦きを知らず
・人の好き好き笑う者馬鹿
・面面の楊貴妃
・割れ鍋に綴じ蓋
【英語訳】
・There is no accounting for tastes.
・Every man has his delight.
・Tastes differ.
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「蓼食う虫も好き好き」の使い方
ねえ、見てよ、このジャケット!格好いいでしょう?
そうかなぁ。肘の所は破れてるし、色もイマイチじゃない?
そんなことないよ!このダメージ感と派手な色が気に入ってるんだ!
まさに、蓼食う虫も好き好きね。
「蓼食う虫も好き好き」の例文
- 容姿端麗・頭脳明才で有名な彼女が、あんな男と結婚するなんて、蓼食う虫も好き好きだ。
- ともこちゃんは、いつも授業中寝ている健太くんが好きらしい。蓼食う虫も好き好きだ。
- 蓼食う虫も好き好きというから、君に彼女の趣味をつべこべ言う権利は無いよ。
- 蓼食う虫も好き好きというが、いくらなんでもこの物件に住む奴はいないだろう。
- このように豊富な色を用意しているのは、蓼食う虫も好き好きだからである。
- 僕はあまり好みではないが、まあ、蓼食う虫も好き好きだからね。