「楽しみて淫せず」の意味(出典)
【ことわざ】
楽しみて淫せず
【読み方】
たのしみていんせず
【意味】
十分に楽しもうとも度は越さない。
「淫」は、度を越えて深入りする。みだれる。ふみはずす。
「楽しみて淫せず」ということわざは、楽しみながらも自己制御を忘れず、適度に楽しむことの大切さを表しているんだよ。
そうか、それはつまり、「楽しむのはいいけど、度を越えてはアカン」ってことやな。
楽しいときでも自分を見失わず、適度に楽しむってことが大事やって教えてくれてるんやな。これは、楽しむことと自己管理のバランスの大切さを教えてくれることわざやな。
【出典】
「論語」
孔子が「論語」の冒頭の詩「関雎」を評した言葉。
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「楽しみて淫せず」の解説
カンタン!解説
「楽しみて淫せず」っていう言葉はね、楽しいことをしていても、その度合いを適度に保つ、つまり行き過ぎないっていう意味なんだよ。
たとえばね、ゲームが大好きで、毎日やりたくなるけど、そのせいで宿題が遅くなったり、寝不足になったりしないように、適度な時間で止めるということを指すんだよ。
「淫」っていうのは、度を越えて深入りする、つまり行き過ぎてしまうという意味なんだ。だから、「楽しみて淫せず」は、楽しむことは大切だけど、その範囲内にとどめて、行き過ぎないようにしなさいっていう教えなんだね。
「楽しみて淫せず」の使い方
そろそろ帰った方がいいんじゃないの?
もう少し遊ぶー。
楽しみて淫せずよ。ほどほどにしなさい。
はーい。何事も腹八分目がちょうどいいか。
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「楽しみて淫せず」の例文
- 酒は好きだが、楽しみて淫せず。酔いつぶれるようなみっともないことはしない。
- パーティーで大騒ぎしすぎて苦情が来た。怒られると水を差されることになるので、楽しみて淫せずがちょうど良い。
- 食べ放題はいろいろ選ぶことができて楽しくおいしいが、楽しみて淫せずと自分を戒める。食べ過ぎると吐くかお腹を壊す。
- 楽しみが過ぎて道を外すのは良くない。楽しみて淫せずを守って楽しむ。
- この学校の一生徒として節度を守り、楽しみて淫せず。浮かれて立派な寺院に落書きするようなことはしたくない。