「稚児殺す如し」の意味(類義語)
【ことわざ】
稚児殺す如し
「稚児殺すよう」ともいう。
【読み方】ちごころすごとし
【意味】
大切なものを自らの手でだめにすること。手向かいできない弱者をいじめること。
「稚児殺す如し」は、自分の手で大切なものを傷つけたり破壊したりする行為、または無力な者をいじめることを表す言葉だよ。
「稚児殺す如し」っていうのは、自分自身の大切なものを自分でだめにしちゃうことや、弱い者を虐げることを指す言葉なんや。
なんで自分が守るべきものを自分で傷つけるんやろって、その無理やりさや残酷さを批判するんやね。
【類義語】
・赤子の手をひねる
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「稚児殺す如し」の解説
カンタン!解説
「稚児殺す如し」っていう言葉は、二つの意味があるんだよ。
一つ目は、自分が大切に育ててきたものや、自分自身が作り上げてきたものを、自分の手で壊してしまうことを指しているんだ。たとえば、自分で大事に育ててきた花を、間違って踏んでしまったり、自分で作ったお城の模型をうっかり倒してしまったりすることを想像してみて。
二つ目の意味は、力のない、防御できない弱い人をいじめる、または利用すること。稚児(ちご)は、小さな子どものことを指すから、大人が小さな子どもをいじめるような行為を比喩しているんだよ。
どちらの意味も、良くない行動や状況を表しているから、注意しなければいけないね。
「稚児殺す如し」の使い方
花壇に間違って除草剤をまいてしまった。
あんなに丹誠をこめて育てたのにね。稚児殺す如しだ。
私の手で駄目にしてしまうなんて、自分にがっかりだわ。
僕も手伝うから、また種をまこうよ。
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「稚児殺す如し」の例文
- 地道に築いてきた地位を、稚児殺す如し、自分のミスで壊してしまった。
- あんな非力な子をいじめるなんて、稚児殺す如しだ。
- プロボクサーが素人と喧嘩すると、まさに稚児殺す如しなので争ってはいけない。
- 論文データを誤って消してしまった。とても苦労したのに、稚児殺す如し僕自身がだめにしてしまった。
- あともう少しで完成だったのに、自分のせいで失敗してしまい、稚児殺す如しとなった。