「鉄面皮」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
鉄面皮
【読み方】
てつめんぴ
【意味】
厚かましく恥知らずなこと。ずうずうしいこと。
ええ、つまりずうずうしい人のことを言うんやな。顔が鉄でできてるっていうから、恥ずかしくて赤くなったりせんってことか。
人からどう言われても、へっちゃらで通す人のことを指してるんやな。どんなに注意しても、こりひんタイプの人に使う言葉やね。
【出典】
「虚堂録」
【類義語】
・面の皮の千枚張り
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「鉄面皮」の解説
カンタン!解説
「鉄面皮」っていう言葉は、面(つら)の皮が鉄でできているみたいに、全く恥ずかしがらない、厚かましい様子や、そういう人を指すんだよ。
たとえばね、友達のお菓子を勝手に食べちゃったり、自分の間違いを認めなかったりするような人がいたら、その人は「鉄面皮」って言われるかもしれないね。
この言葉は、人が恥を知らないで、思い通りにふるまう様子を表現しているんだ。だから、この言葉を使う時は、ちょっと注意が必要だよ。誰かに向かって使うと、その人に対して失礼になっちゃうこともあるからね。でも、大人たちの間では、厚かましい人を表す言葉としてよく使われることがあるんだよ。
「鉄面皮」の使い方
満員なのに、座席を三人分独り占めするなんて鉄面皮だね。
みんなに白い目で見られているのに平気そうね。
しかもスマホで通話し始めたよ。
やりたい放題ね。
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「鉄面皮」の例文
- 人の家の冷蔵庫を勝手に開けるなんて、鉄面皮で図々しい。
- 素直に謝れば良いものを。鉄面皮に言い訳を言うなんて。
- 鉄面皮な恥を恥とも思わないその所業。
- 妊婦やけが人を押しのけて優先座席に座るとは、鉄面皮だ。
- 一昔前、恥知らずで鉄面皮な妙齢の女性を「オバタリアン」と呼んだ。
「鉄面皮」の文学作品などの用例
「実はそれで御援助を願いに上ったのです。甚だ鉄面皮で恐縮ですが、旅費を恵んで戴けますまいか?」「承知しました。出来る丈けのことはしましょう」(佐々木邦の朝起の人達より)
まるで顔が鉄でできているかのように、何を言われても動じない人のことを形容する言葉なんだ。