「天定まって亦能く人を破る」の意味(出典)
【ことわざ】
天定まって亦能く人を破る
【読み方】
てんさだまってまたよくひとをやぶる
【意味】
乱世には悪が栄えることもあるが、天運が正常になれば、悪は天の制裁を受け滅び、善が栄える。
「天定まって亦能く人を破る」ということわざは、時には悪人が成功することもあるけれど、最終的には正しい道が勝つという意味だよ。
なるほど!だから、どんなに悪人がうまくいっているように見えても、最終的には正しいことをしている人が報われるんだね。
だから、どんなに誘惑があっても、正しいことをし続けるべきなんだね!
【出典】
「史記」
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「天定まって亦能く人を破る」の解説
カンタン!解説
「天定まって亦能く人を破る」という言葉、これはちょっと深い意味がある古い言葉なんだよ。
この言葉は中国の古い歴史書、「史記」の中の伍子胥の話から来ているんだ。伍子胥は昔の中国で、不正や悪い行いをしている権力者たちに対抗して戦った人だったんだよ。
この言葉の意味は、時として世の中には悪い人や不正な行いが勝ってしまうことがあるけど、最終的には天の理、つまり正しさや善良さが勝つということなんだ。
簡単に言えば、たとえ今は悪いことが起こっていても、最終的には正しいことや良いことが勝つんだよっていう教えなんだ。
だから、君も毎日ちょっとずつでも正しく、優しく、努力することが大事だよ。そうすることで、自分もまた良い方向に進むことができるんだよ。悪いことやズルをして短期的に得をする人もいるかもしれないけど、長い目で見れば、正しいことをしている人が最後には幸せになれるんだよ。
「天定まって亦能く人を破る」の使い方
世の中が乱れているね。
乱世再来ね。でも、天定まって亦能く人を破るっていうから、いずれ善が栄えるわよ。
いずれっていつだろう。
…いつでしょうね。
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「天定まって亦能く人を破る」の例文
- 悪がずっと栄えたためしはない。天定まって亦能く人を破るんだ。
- 天定まって亦能く人を破るというから、独裁政権が倒れる日が来ると信じている。
- 今はじっと我慢の子。天定まって亦能く人を破るというので、天運が正常になる日を信じて待つ。
- 天定まって亦能く人を破るというから、最後は正義が勝つ。
- 嘘つきやずるい人間が儲けて栄える世の中だが、天定まって亦能く人を破るという。いずれ彼らは罰を受ける。