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「時を得た一針は九針の手間を省く」の意味(出典・語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
時を得た一針は九針の手間を省く
「適時の一針は九針の手間を省く」ともいう。
【読み方】ときをえたいっしんはきゅうしんのてまをはぶく
【意味】
何か起きた時に迅速な対処をすれば、後の手間を省ける。
「時を得た一針は九針の手間を省く」ということわざは、適切なタイミングでの小さな対応や行動が、後での大きな手間を省くことができる、という意味を持っているんだよ。
なるほど、つまり、ちょっとしたことをその場でちゃちゃっとやっとけば、後で大変なことになるのを避けられるってことやね!
たとえば、服に小さな穴があったら、すぐに縫っておけば大きくならずに済む、みたいな感じか。やっぱり、後手後手にならへんようにするの大事やな!
【出典】
西洋のことわざから。
【語源由来】
ほころびたとき、すぐに一針縫っておけば後で九針も縫う必要は無くなるということから。
【類義語】
・今日の一針、明日の十針
【英語】
A stitch in time save nine.(その時の一針が九針を省く)
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「時を得た一針は九針の手間を省く」の解説
カンタン!解説
「時を得た一針は九針の手間を省く」っていう言葉は、ちょっとしたことをすぐに、そして適切に対応しておけば、後で大変なことになるのを防ぐことができるっていう意味だよ。
例えばね、お洋服に小さい穴が開いたとき、すぐにその小さい穴を縫って直しておけば、その後大きく破けて大変なことになるのを避けられるんだ。でも、その小さい穴を放っておくと、だんだんと大きくなって、後でたくさん縫う手間がかかるかもしれないよね。
このことわざは、問題や困ったことが小さいうちに、しっかりと対応しておくことで、後での大きな手間やトラブルを避けることができる、っていうことを教えてくれるんだよ。
「時を得た一針は九針の手間を省く」の使い方
こぼしたジュースをほうっておいたら、蟻の行列ができているよ。
時を得た一針は九針の手間を省くっていうわよ。すぐに拭けばよかったのに。
学校に行く時間だったんだ。
早起きすれば、慌ててジュースをこぼすことはないんじゃないかしら。
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「時を得た一針は九針の手間を省く」の例文
- 気が付いた時にやっておけばよかったのに、後回しにするから大事態になる。時を得た一針は九針の手間を省くんだ。
- 壁にひびが入った時に手を打っておけばよかった。時を得た一針は九針の手間を省くというのに、放置して大惨事に発展してしまった。
- 時を得た一針は九針の手間を省くというから、早めの対処が望ましい。
- 後回しにしてよいことはあまりない。時を得た一針は九針の手間を省くというが、大抵悪化しててんてこ舞いになる。
- 故障個所を見つけたらすぐに直さないといけない。時を得た一針は九針の手間を省くといい、そのままにしておいても良いことはない。