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【鳶も物を見ねば舞わぬ】の意味と使い方や例文(語源由来)

鳶も物を見ねば舞わぬ

「鳶も物を見ねば舞わぬ」の意味(語源由来)

意味

【ことわざ】
鳶も物を見ねば舞わぬ

【読み方】
とびもものをみねばまわぬ

「鳶」は、「とんび」ともいう。
【意味】
誰しも自分の利益にならないことに対しては動こうとしない。

ことわざ博士
「鳶も物を見ねば舞わぬ」ということわざは、人は自分の利益や利点が見える場面でのみ、行動を起こすという意味を表しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。要は、自分に得がないことには興味を示さへんってことやな。

何かメリットが見えたときだけ、みんな動き出すんやな。人間、案外計算高いもんやね。

【語源由来】
鳶は高い空を目的もなく飛んでいるように見えるが、それは獲物を探しているのだという意から。

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「鳶も物を見ねば舞わぬ」の解説

カンタン!解説
解説

「鳶も物を見ねば舞わぬ」っていうことわざは、自分の得になるものがないと、人は動かない、っていうことを表してるんだよ。

例えば、公園で空を見上げると、のんびりと飛んでいる鳥がいるよね。あれは「鳶」という鳥で、獲物を探してるんだ。だけど、獲物がいないと、その特別な飛び方、輪を描くような飛び方はしないんだよ。だから、人も同じで、自分の得になることがないと、特別な行動はしない、っていうことを言っているんだ。

ちなみに、この「鳶」っていう鳥、日本語で「とんび」とも読むんだよ。このことわざは、人が行動するときには、いつも何か得るものがあるから動く、という人の性質をよく示しているんだね。

「鳶も物を見ねば舞わぬ」の使い方

ともこ
健太くん。困っている子がいるわよ。助けに行かないと。
健太
鳶も物を見ねば舞わぬっていうじゃない。助けても僕に得はないよ。
ともこ
情けは人の為ならずよ。いずれ得があるかも。
健太
よっしゃー。助けに行くぞ。
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「鳶も物を見ねば舞わぬ」の例文

例文
  1. 彼は利益がないと、鳶も物を見ねば舞わぬように梃子でも動かぬ。
  2. 鳶も物を見ねば舞わぬというから、彼が動いたのには何か裏があるに違いない。
  3. 電車内で貧血で倒れた人を助ける人が減ったが、みんな、鳶も物を見ねば舞わぬように自分のメリットになるか否かでしか考えていないのだろう。
  4. 参加者全員プレゼントを用意しないと、鳶も物を見ねば舞わぬごとくボランティアに参加してくれない。
  5. 世の中打算的な人ばかりだから、鳶も物を見ねば舞わぬものだよ。

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